日本一の高さを誇り、日本の象徴ともされる富士山。今月1日に山梨側の吉田ルートが開山し、これから9月まで本格的な富士登山シーズンを迎える。中国人をはじめとする外国人観光客の多くが、富士山を拝むのを楽しみにやってくる。しかし、大衆浴場に「富士山」が描かれていることを知っている人は少ないだろう。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本一の高さを誇り、日本の象徴ともされる富士山。1日に山梨側の吉田ルートが開山し、これから9月まで本格的な富士登山シーズンを迎える。中国人をはじめとする外国人観光客の多くが、富士山を拝むのを楽しみにやってくる。しかし、大衆浴場に「富士山」が描かれていることを知っている人は少ないだろう。

 中国メディア・今日頭条は6日、「どうして日本人は富士山の前で裸になるのが好きなのか」と題した文章を掲載した。文章の作者は、富士山について「日本人はどうして富士山の前で裸になるのが好きなのか」という第一印象を抱いたと明かしており、その理由が「日本の銭湯に行くたびに、富士山の壁画があるのを見るからだ」と説明している。

 そして、富士山の名の由来が「不死の山」、「不二の山」であり、日本人にとって神聖な山であることを紹介したうえで、「ではどうしてその山を『不浄』な浴場の中に持ち込んだのだろうか」と問題提起。その答えは、日本人の「銭湯文化」に関係するのだとした。

 文章は、日本では江戸時代以降、銭湯が非常に愛されており、日本文化の一部分となっていると説明。そして、入浴することは「身を清め神に対し感謝すること」であると考えられているゆえ、「富士山に登ることと、入浴が持つ宗教的な意味合いは、実はぴったりと合うのだ」と解説した。

 最近では銭湯も見かけることが少なくなり、銭湯の浴槽の壁に大きな富士山が描かれているという風景も、リアルなものではなくなりつつある。仮にリアルな経験があったとしても、銭湯と富士山との関係についてこれほどまでに真剣に考える日本人はそうはいないだろう。いかにも外国人らしい考察だ。せいぜい、「日本一の風景だから」、「日本一の山で縁起がいいから」というのが、一般の日本人が考える「理由」ではないだろうか。(編集担当:今関忠義)(イメージ写真提供:123RF)