写真提供:マイナビニュース

写真拡大

「ウーマンウェルネス研究会 supported by Kao」はこのほど、「夏バテに関する調査」の結果を明らかにした。同調査は4月15日〜17日、首都圏在住の20〜50代の男女426名を対象にインターネットで実施したもの。

夏になると気持ちが前向きになるか尋ねたところ、49.1%が「そう思う」「やや思う」と回答した。しかし、夏に気持ちは元気で行動したい気持ちはあるのに、身体が疲れていると感じたことはあるかという問いには、61.3%が「感じたことがある」「時々感じた」と答えている。

夏のどの時期が一番疲れていると感じるか尋ねると、「終盤(お盆〜9月初旬)」(35.9%)が一番多かった。次いで「中盤(8月初旬〜お盆)」(24.6%)、「前半(梅雨明けすぐ〜8月初旬)」(19.2%)となっている。

同研究会では、このように気持ちはハイテンションだが、身体がバテて疲弊してしまう状態を「夏のハイテンションバテ」と名付けた。医学博士で健康科学アドバイザーの福田千晶医師によると、「夏のハイテンションバテ」の要因は2つあるという。

1つ目は、夏は太陽の光を浴びると多く分泌されると言われている「セロトニン」の分泌が増えること。セロトニンは"幸せホルモン"と呼ばれており、日中を活動的に保つ働きがあるという。このホルモン分泌が原因で、つい予定を詰め込みすぎてしまい、バテてしまうという状態に陥りやすくなるとのこと。特に、お盆の後に疲れを感じるという人が多い傾向にある。

2つ目は、日本の夏は高温多湿の過酷な環境のため、体力が減退してしまうこと。東京の8月の平均気温と湿度は、ジャカルタやバンコク等の熱帯地方の環境に酷似しているという。

今年の夏は、昼夜真逆のブラジルで世界的なスポーツイベントが開催されるため、試合観戦による睡眠不足も懸念される。酷暑での疲労に加え、睡眠が不足すると、自律神経が乱れて血めぐりが悪化したり、疲れが蓄積し夏バテが深刻化したりする可能性もあるとのこと。

福田医師は、これらの夏バテの予防と解消のために「ぬるめの炭酸入浴」をすすめている。シャワーよりも、38〜40℃のぬるめの炭酸入浴が最適だという。全身がお湯につかることで水圧によるマッサージ効果が得られるほか、自律神経の乱れが整い、副交感神経が優位になって心身ともにリラックスできるという。

また、冷房などで冷えた身体は血めぐりが悪く、疲れがとれにくい状態になっている。炭酸入りの入浴剤を使えば、炭酸が末しょうの血管を拡張するため、ぬるめのお湯に短時間つかるだけでも血めぐりが改善するとのこと。疲れを感じている女性を対象に、2週間炭酸入浴を継続してもらったところ、大幅に疲労が軽減するという結果も出ている(花王調べ)。

「炭酸入浴なら、低い温度でも末しょうの血管を拡張して血めぐりをよくしてくれるので、入浴後にほてることなく疲れをとることができます。特にメントール入りなどのクールタイプの炭酸入浴剤は、血流を促進しながらも清涼感が得られるので夏の入浴におすすめです」と福田医師。

寝苦しい夏でも、質の良い睡眠を得られる工夫をすることも大切とのこと。ぬるめの炭酸入浴・軽めのストレッチで就寝前に体温を少し上げておくと、ベッドに入るころに体温が下がるので寝つきがよくなるという。また、40℃程度に温めた蒸しタオルなどで目元を温めると、目の疲れが和らぐだけでなく、副交感神経が優位になり、快眠しやすくなるとのこと。

さらに、暑さや喉の渇きで夜中に目が覚めてしまわないように、部屋の温度を快適に保つことや入浴後の水分補給、布団やベッドリネンを清潔にしておくことも大事であるという。

(フォルサ)