中国の長江流域で洪水、土砂崩れによる大規模な災害が発生したことを受け、市民から「三峡ダムの機能に問題があるのではないか」と疑問の声が上がっている。写真は武漢の大雨。

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2016年7月7日、米国営放送ボイス・オブ・アメリカ(中国語電子版)によると、中国の長江流域で洪水、土砂崩れによる大規模な災害が発生したことを受け、市民から「三峡ダムの機能に問題があるのではないか」と疑問の声が上がっている。

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湖北日報によると、6月下旬から広がっている長江流域の洪水、土砂崩れなどの被害は、7月6日までに17都市、80県に拡大。死者48人、行方不明者7人、被災者は約1162万8500人に達している。

中国中央テレビ(CCTV)によると、湖北省武漢市では強い雨が降り続いており、観測開始以来最高の降雨量を記録している。市内の交通は麻痺し、市民から「当局の治水事業に問題があるのではないか」と疑問の声が上がっている。

また、今回の水害が「三峡ダムの機能に問題があるのではないか」との指摘も出ている。北京大の専門家は「ダムの運用開始時に水量コントロールは確認されていた。しかし、現状はまったく逆の事態が起きている。下流で干ばつの時にダムには水があり、水害の時に放水している」と指摘。市民からも運用方法に疑問の声が出ている。(翻訳・編集/大宮)