伊藤若冲の作品「付喪神図」(部分)の紙ばさみ

写真拡大

東京都墨田区の江戸東京博物館で開催中の「大妖怪展」に妖怪をキャラクターにしたコラボグッズがたくさん登場している。いずれも出品作品の中の妖怪をモチーフにしたもので、会場限定商品も多い。

重要文化財「百鬼夜行絵巻」の妖怪たちは、浅草飴細工とのコラボで「うちわ型」の飴菓子に化けてしまった。江戸時代に描かれた妖怪図鑑「姫国山海録」の「石虫」などはクッションやキーホルダーに。「百妖図」のかわいいキャラクターたちはコクヨとのコラボでキャンパスノートに勢ぞろい。縄文の土偶と現代の「妖怪ウォッチ」が同居したミニタオルもある。伊藤若冲の作品「付喪神図」は、寓話の世界から抜け出して「紙ばさみ(クリアファイル)」になっている。

会場では販売されていないが、『虫の知らせ』は妖怪界のロングセラーだ。今回の出品作品「針聞書」(九州国立博物館蔵)に登場する63種類の珍妙な「ハラノムシ」を実物の絵と解説文で丁寧に紹介している。美術史家の辻惟雄氏に朝日新聞のコラムで「時を超える奔放な奇想」とベタホメされたこともある珍本だ。登場する「ソリの肝虫」「悪虫」などはアクセサリー用の虫フィギュアにもなっており、ネットで購入できる。