7月10日の参院選に向けて和歌山県の10代に投票を呼びかけるポスターに、賛否の意見が寄せられ話題になっている。


ポスターは、和歌山県の10代投票率を日本一にすることを目標に学生や社会人が立ち上げた「和歌山リア10プロジェクト」が作成したもの。デザインはみかんが描かれただけのシンプルなものだが、10代の関心事と選挙を絡めたキャッチコピーが特徴だ。「初体験は、18の夏がいい。」といった恋愛を想起させる言葉や、「CDを買わなくても投票できます。」とAKB総選挙にちなんだ言葉などを用いて参院選への投票を呼びかけている。現在、「和歌山リア10プロジェクト」のサイトでは、37種類ものポスターが公開されている。


<投票を呼びかけるポスターの一例>
「初体験は、18の夏がいい。」
「選挙童貞を卒業しよう。」
「大切な『初めて』は、信頼できる人のささげよう。」
「大人の責任は、10代でとろう。」
「選挙はダサいなんて、まだ中二病してるの?」
「CDを買わなくても投票できます。」
「和歌山ラーメンみたく、ドロドロの政治家が選ばれないように。」


ポスターは、「発想がユニーク」「和歌山ネタも面白い」「頓智の効いたのは好き」とネットで話題に。一方で、性的な初体験を想起させる言い回しには、「女性蔑視」「品がない」と嫌悪感を示すコメントも多く寄せられている。賛否の意見があがっているが、ネット上で注目を集める試みとしては成功しているといえそうだ。