中国メディアの中国社会科学網は1日付の記事で、日本の匠の精神について論じており、日本の匠の精神の真髄は技術にあるのではなく「人間性」にあると説明、日本の匠の精神の理念を絶賛している。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディアの中国社会科学網は1日付の記事で、日本の匠の精神について論じており、日本の匠の精神の真髄は技術にあるのではなく「人間性」にあると説明、日本の匠の精神の理念を絶賛している。

 記事は、日本において「人に匠の精神を培わせる際において、重要視されるのは技術を教えることではなく人間性を育てること」だと説明。「一流の技術は一流の人間性に宿ると日本人は考えている」と指摘し、「近年、日本企業が新卒を採用する際に人間性をますます重視するようになっていることの根本原因である」と説明した。

 さらに「ただ営利のみを追求する企業は、たいてい一流の匠を育てることができない」と説明、また「功利や専門技術を過度に追求する人は、より広い視点で物事を思考する能力を身に着けるのが難しい」とも指摘した。「一流の人材はまず一流の人間性を有している」と記事は指摘、日本の匠の精神の根底に流れる理念を絶賛している。

 記事は「一流の人材はまず一流の人間性を有している」と指摘しているが、ここでいう「人間性」とはそもそも何だろうか。どんな特質が含まれるのだろうか。

 匠の精神に求められる人間性に含まれる特質には、あきらめずに努力を続けること、消極的ではなく積極的な考え方を持っていること、自分のためだけでなく他人や社会のために何かをしたいという意欲のほか、常識、謙虚さ、信念を堅持しつつも他人の意見を取り入れる心の広さ、胆力など様々なものが挙げられるだろう。

 本田技研工業の航空子会社ホンダ・エアクラフト・カンパニーが開発した「ホンダジェット」の販売が順調だが、開発の経緯は決して順調ではなかったと言われる。様々な逆境を克服して開発と販売に成功した同事例を見れば、記事が指摘しているとおり、確かに開発者の人間性によるところが非常に大きいと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)