中国メディア・新浪汽車は2日、日本の自動車産業が第2次世界大戦後に急発展し、今や世界を代表する自動車大国になった理由について考察した記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C)liorpt/123RF)

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 中国メディア・新浪汽車は2日、日本の自動車産業が第2次世界大戦後に急発展し、今や世界を代表する自動車大国になった理由について考察した記事を掲載した。

 記事は、日本の自動車産業は「経済的・社会的な安定性からみて、産業が発展することは困難だった」第2次世界大戦後の数十年間で飛躍的な発展を遂げたと紹介。「どうやって敗戦国から自動車大国になったのか」として、その要因について「チャンスを捉えたこと」、「質の高さに裏付けられた信頼性の高さ」、「匠の精神」という3つの点から論じた。

 「チャンスを捉えたこと」については、トヨタが米国において「オイルショックを契機に成功を収めた」ことを紹介。燃料を食う大型の「アメ車」に対して、トヨタは主に低燃費な小型車を引っ提げてオイルショック下の米国に進出、猛烈な広告攻勢と、経済的な価格で米国の消費者を引き寄せたと説明した。そしてこれに他の日本企業も追随し、第1次オイルショックを利用して日本の自動車は米国の地に足を付けたとしている。

 「質の高さ」については、信頼性が高いとされる日本の自動車部品の中でも特に強いベアリングについて言及。日本ブランドがシェアの半分を占めていることを紹介した。そして、同じ規格のベアリングであっても、中国最大のベアリング企業製は寿命が3年なのに対し、日本企業のものは9年使っても問題がないと説明。そこにはより良い物を求める厳しさと、技術的な蓄積の差があることを伝えた。

 最後の「匠の精神」については、「日本の技術者は自らの持ち場の仕事を一生涯のものと考え、新人からエキスパートになるまでの過程において、努力と時間を払うことを惜しまない」と解説。「いい加減にしない」精神が最も重要であり、実を求めて根拠のある結論を下すことが、成功へと向かううえで必須の要素なのであると論じた。

 「まじめに生きればバカを見る」という言葉に触れることが時々ある。確かに、のらりくらりと要領よく生きていくことは、ある面で人生において必要かもしれない。しかし、後世に名を残すような大きな功績をあげる人というのは、往々にして「バカまじめ」なのである。技術や経験をコツコツと蓄積したうえで、来たるべきチャンスに十分生かせるよう準備しておくのだ。ただ指をくわえてチャンスを待っていては、その場は良くても後が続かない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)liorpt/123RF)