目黒雅叙園の百段階段アートがすごい!夏の夜を感じる色彩と光による競演

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昨年は1カ月の展示にもかかわらず6万人もの人が来場し、大盛況に終わった「和のあかり展」が今年も開催中! 会場は、目黒雅叙園の中にある東京都指定有形文化財「百段階段」。これまでの企画展では階段と7つの部屋のみの公開だったけど、今回は99段目の階段の突き当たり、8番目に位置する部屋を初公開。88年の歴史がある目黒雅叙園で、81年ぶりに見られる機会なのでこちらも注目。

また、「百段階段」は普段撮影できないスポットだけど、イベント期間中は時間問わず撮影OK。さらに展示品と一緒に写真を撮っても顔が暗くならないようにスポットライトを配置したり、SNSで写真を投稿し「いいね」が10以上付いた人は2度目の来場が無料になったりと、カメラ女子に嬉しいサービスも。迫力があるものからかわいらしいものまで、「祭り」「アート」「職人」「伝統芸能」の4つのジャンルを中心に計36の団体が集合。お気に入りの“あかり”に出会って、日本ならではの色彩の世界に浸りたい。
◆日本のあかりの代名詞。全国各地から美しくも力強い祭りが勢揃い


4つのジャンルの中でも「祭り」は特に人気で、「青森ねぶた祭」では部屋いっぱいに本場のねぶたを展示。すぐ近くに寄ってディテールまで見られ、そのインパクトに興奮すること間違いなし。
「“南かやべひろめ舟祭り”の展示も注目です。この祭りは函館の南茅部という地域で行われているのですが、ほかの場所で展示などを行ったことがなく、遠征するのは今回が初。マストを立てて2m級の大漁旗や提灯で装飾していきます」と目黒雅叙園の芳賀尚賢さん。
函館市内でも知らない人が多いというこの祭りを、東京で体感できるチャンスはそうないはず。ぜひこの機会に、日本各地から集まった祭りの活気を味わって。

◆すべての作品がこのイベント限定だから、胸が高鳴る出会いがありそう


「アート」ジャンルには、若く、これからの活躍が期待される作家が多く参加。
「例えば、切り絵作家の早川鉄兵さんは“伊吹の森”をテーマに展示。人口の芝が敷かれた室内に、伊吹山の動物のシルエットを“優しいあかり”で表現します」(芳賀さん)。

また、妖怪絵師の満尾洋之さんは「百鬼夜行絵巻」をインスパイアした「平成 百鬼夜行立体絵巻」を制作。おどろおどろしい妖怪だらけの部屋ができたそう。銭湯ペンキ絵師の田中みずきさんは、開かずの間だった8番目に位置する部屋の壁へ「目黒の湯」をテーマに壁画を作った。これらの作品たちは既存のものではなく、このイベントのためにアレンジしたものや、テーマに合わせて新たに作ったものだけ。ここでしか見られない唯一無二の展示、というのにも興味がそそられちゃう。

ちなみに昨年の最終日は、園外にまで列を成すほどの盛況ぶりだったそうで「7月中の来場がおすすめです」と芳賀さん。また、浴衣を着て園内のレストランで食事し、期間中はイベントの見学もできる「浴衣で文化財見学&食事 特別プラン」もおすすめ。日本の夏の趣の良さを再発見しに出かけてみよう。