旅行シーズンの到来にあたり、米英などの政府が最近、自国の国民に対し、夏にトルコ、ベルギー、フランスなどへ渡航する際はリスクがあることを念頭に、安全に注意するよう呼びかけている。

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旅行シーズンの到来にあたり、米英などの政府が最近、自国の国民に対し、夏にトルコ、ベルギー、フランスなどへ渡航する際はリスクがあることを念頭に、安全に注意するよう呼びかけている。広州日報が報じた。

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英国の外務・英連邦省は、欧州41カ国でテロ事件が起こる可能性を分析。テロのリスクを3段階で評価している。リスクが最も高いのは、英国、フランス、スペイン、ベルギー、ドイツ、トルコ、ロシア。中レベルは、オランダ、デンマーク、スウェーデン、イタリア、オーストリア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モンテネグロ、ギリシャ、ウクライナ。低レベルは、スイス、スロベニア、チェコ、ハンガリー、ポーランド、リトアニア、ラトビア、エストニアとしている。

米国務省は6月初め、欧州全域への渡航に特別な注意が必要だとする注意喚起を発表した。そして、同月27日には、米国民に対してトルコ全域でテロに巻き込まれるリスクが高まったとの警告を出し、特にトルコ南東部への渡航は避けるようにと呼びかけた。翌28日夜には、トルコ最大の都市・イスタンブールのアタチュルク国際空港でテロ事件が起き、40人以上が死亡した。同空港はヨーロッパで3番目に利用者数が多い空港となっている。

トルコをめぐっては、英国の外務・英連邦省も、トルコとシリアの国境10キロ以内の範囲には近付かないようにと国民に警告している。

欧州連合(EU)本部のあるブリュッセル市や、「北のヴェネツィア」と呼ばれるブルッヘはベルギーの人気観光都市。3月、ブリュッセルの郊外にあるブリュッセル空港とEU本部の近くにある地下鉄駅で連続爆破テロ事件が発生し、30人以上が死亡した。英国の外務・英連邦省は、ベルギーでは今年の夏、公共イベントや人気観光地が一時閉鎖になるなどの安全措置が、突然講じられる可能性があると注意喚起している。

フランスでは夏に、ユーロ2016(UEFA欧州選手権)と自転車プロロードレースのツール・ド・フランスが開催される。そのため、緊急事態に即座に対応できるよう、全国で厳戒態勢が敷かれている。試合会場やサポーターが集まる場所、試合を放映している場所、交通ターミナルなどが、テロの標的になる可能性があるとの注意喚起も行われている。

英国と米国は、どこへ旅行に行くにしても、人が多く集まる場所は避け、安全対策が整っている安全なホテルに宿泊するようにとも呼び掛けている。(提供/人民網日本語版・編集KN)