Googleロボットカー、自転車のハンドサインでその行動を予測。機械学習で特殊自転車や一輪車なども識別可能に

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Googleの自動運転車が、路上を走行する自転車の認識精度を高めています。Googleが発行している自動運転車の開発月報によると、すでに自動運転車は暗闇でも正しく自転車を認識し、サイクリストが使うハンドサインからその行動までを予測するとのこと。Googleの自動運転車が路上の自転車の動きにまごついていたのが話題になってから、まだ1年足らず。しかし、Googleはすでに自動運転車が周囲の明るさにかかわらず自転車を正しく認識し、さらにそのサイクリストが示すハンドサイン(手信号)までも理解するようになったと報告しています。

Googleは今年4月にLIDARやカメラ、レーダーからの情報を分析して自転車のハンドサインを読み取る技術の特許を取得しています。この特許では路上にある自転車に人が乗っているかを確認し、さらに頭と手の位置を割り出してどのようなハンドサインを出しているかを認識するとしていました。

この特許技術が自動運転車による自転車の挙動予測を可能とし、より安全な自動運転を身につけるのに役立っていると言えるでしょう。

 

左に手を出したの認識し、左折すると予測
 

もちろん、走行する自動運転車のまわりに現れる自転車は1台とは限りません。ときに数台、場合によっては数十台単位の自転車が周囲を取り囲む可能性もあるかも知れません。たとえば下のレーダー画像では、自動運転車の周囲を多数の自転車が取り囲んでぐるぐる回るという、まるでありえないシチュエーションです。それでも、自動運転車は1台1台の自転車の位置と進行方向を正確に把握することができています。

もちろんこの状態では人間のドライバーだろうが自動運転車だろうが発進することはないはずです。ただ、すべての自転車の動きを把握するという点では人間の能力をすでに超えていると言うほかありません。またGoogleは今後、マシンラーニングを利用して様々なサイズや形状をした自転車から一輪車にいたるまでを正確に認識できるようにするとしました。

 

ちなみに、最近は5月7日に発生したテスラの半自動運転モードでの事故が大きな話題となったものの、一方ではGoogleの自動運転車も6月に2度の事故に遭遇していました。ただこれらはいずれも被害事故、しかも小規模のものだったとのことです。