【会見】高倉麻子監督、前回遠征に続く新戦力招集に「代表に新しい力を」《スウェーデン遠征》

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▽日本サッカー協会(JFA)は6日、スウェーデン遠征に向けたなでしこジャパン(日本女子代表)のメンバーを発表した。この会見に出席した高倉麻子監督は、MF宮間あや(岡山湯郷Belle)ら選外となった従来の主力に触れつつ、初招集のMF國澤志乃(AC長野パルセイロ・レディース)らキャップ数の若い選手についても言及。「代表に新しい力を加えてほしい」との期待を口にした。

高倉麻子監督(なでしこジャパン)

「前回のアメリカ遠征に続き、今回はスウェーデン遠征を行うことになりました。世界の強豪国がリオ五輪に向けてチームの強化に努めているからといって、日本がそこで何もしないというわけにはいかない。日本は日本で粛々と次のタイトルに狙うべくしっかりと準備したいので、強豪国のスウェーデンと対戦することになりました」

「選手選考に関しても、また新たにさせていただいて、数人の新たな選手を加えることになりました。代表に求めるものは前回と同様、テクニックがあり、クレバーさ、走力、チームのために戦えること、代表への思いが強いこと。根本的には変わってはいません」

「ですけど、長くリーグを見る中でずっと気になっていた選手、育成年代から代表に名前を連ねていたものの、なかなかここに入ってこられなかった選手など、新しい力を加えてほしいと思って選ばせていただきました」

「新しい戦いは始まっているので、選ばれたということに責任と誇りを持ってもらいたいですし、試されていることを強く感じてほしいと。チームの中で、ピッチ内外で未来に向かって戦っていく気持ちを持ちつつ、それを表現できる選手というのを選び続けていきたいと思っています」

――具体的に、今回の遠征で強化したいポイントは?

「まだチームを立ち上げて2試合を戦ったばかりですし、チームの根幹は選手ありき。色んな選手を色んなポジションで試しながら、このチームに合ったスタイルを見つけていきたいです。なので、選手が普段、クラブでやっていないポジションでプレーすることもあるかもしれません。とにかく、今はチームの枠組みを見つけていきたい」

――初招集の國澤志乃(AC長野パルセイロ・レディース)について評価している部分は?

「みなさんもノーマークの選手だったと思います。彼女は、ボランチでプレーしていて、非常に守備範囲が広く、ゲームに関わっていける個の強い選手。未知数ではありますが、見ていて面白いなと思って呼ばせていただきました」

――宮間あや(岡山湯郷Belle)は前回のアメリカ遠征でもコンディション不良で不参加だったが、今回もメンバーから外れた理由は?

「前回と同じように、コンディションがまだ十分ではないと判断して、今回もメンバーから外させていただきました。(監督自身から打診はしたのか?) いや、今回はしていないです」

――宇津木瑠美(シアトル・レインFC/アメリカ)を前回のDF登録からMF登録にした理由は? また、今回のキャプテンは?

「彼女はディフェンス、中盤、どっちもできる選手です。特に、深い意味はないのですが、今回はバランスを考えて中盤の選手として登録させていただいた。キャプテンに関しては、チームの顔になるので、これから選手と接しながら、慎重に決めていきたいです。私自身もまだ把握しきれていないので、遠征や合宿を重ねながらゆっくり決めていきたい」

――千葉園子(ASハリマアルビオン)ら数名が2度目の招集となるが、今回求めたい部分は?

「アメリカ遠征で初めて彼女たちを招集させていただき、彼女たちなりの良さを発揮してくれたと思います。ただ、本当に究極の戦いになったとき、自分自身のプレーを表現できるかどうかは未知数。呼ぶ回数を増やしていくことで、パフォーマンスが上げっていけばいいなと。もちろん、指定席はないので、今回もしっかりと戦ってもらいたいです」

――監督が考える京川 舞(INAC神戸レオネッサ)の適正ポジションとは?

「彼女が高校1年生ぐらいから、ずっとプレーを追いかけています。テクニックや身体能力もあり、気持ちも前向きで強いものを持っているのですが、ケガで呼ぶタイミングがなかった。今の彼女は、色んなポジションでプレーしながら適正を探している段階。私自身も彼女の生きるポジションを探している状態なので、合宿の中で見つけていきたい」

――川澄奈穂美(シアトル・レインFC/アメリカ)が先日、移籍後初ゴールを決めたが、感想は?

「彼女が代表に対する強い気持ちを持ってアメリカに渡ったことはわかっていますし、彼女のゴールに向かうプレーの良さ、突破の良さは理解しているつもりです。得点シーンしか見ていないのですが、彼女自身は良いコンディションでプレーできている印象を受けました」

「ただ、得点シーンに関して言えば、ディフェンスのところであまりプレッシャーがきつくなかったというか、ちょっと緩さがある中でのプレーだったのかなと。なので、今後も引き続き、国内外の選手をしっかりと見ていきたいなと思っています」