3日、フィリピンでこのほど大統領と副大統領が新たに就任したが、2人はともに華人社会から歓迎されているという共通点がある。写真はマニラ。

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2016年7月3日、中国紙・新京報によると、フィリピンでロドリゴ・ドゥテルテ新大統領とレニー・ロブレド新副大統領が6月30日に就任し、フィリピン史上初めて就任の式典が別々に行われたが、2日、両名が就任後初の顔合わせをした。ともにフィリピンの華人社会から歓迎されているという共通点がある。

人口の約20%が華人というフィリピンに限らず、東南アジアでは多くの国に中国系の移民が多数生活しており、そうした華人からは政界で要職に就く人も少なくない。

ロブレド副大統領は52歳。2012年に航空機事故で亡くなった夫は華人の家系で、内務相だったジェシー・ロブレド氏。先祖は福建省晋江の出身で、「林」姓の中国名もある。ロブレド副大統領は亡き夫の意思を継いで政治問題に取り組んできた。

中国に縁(ゆかり)のある副大統領の誕生に、中国系メディアはこぞって「福建系の嫁」と報じ、副大統領の就任当日は、先祖の故郷で一族の人々が祖先を祭る儀式を行うとともに、当選を祝うメッセージも送ったという。

ドゥテルテ新大統領も華人の血を引いており、中国とは縁が深い。大統領、副大統領ともに中国系と縁があることを今後政治的に利用していくことが予想されているが、専門家は、だからといってその政策が必ずしも親中国になるとは限らないと指摘。前大統領のベニグノ・アキノ3世も華人の血を引いていたが、中国に対しては対決姿勢を取っていた。(翻訳・編集/岡田)