5日、ソウルの政府総合庁舎前で開かれたセウォル号遺族の集会に際し、警察が犠牲者追悼の象徴である黄色いリボンを撤去していたことが判明した。写真は2014年8月、ソウルでの追悼の様子。

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2016年7月5日、韓国・ヘラルド経済によると、ソウルの政府総合庁舎前で開かれたセウォル号遺族の集会に際し、警察が犠牲者追悼の象徴である黄色いリボンを撤去していたことが判明した。

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14年に起こったセウォル号惨事の犠牲者遺族と市民らは、先月24日から今月2日にかけ、このほど調査終了を命じられた「4・16セウォル号特別調査委員会」の活動期間延長を求め座り込みを行った。その際遺族らは、政府総合庁舎の塀近くの木に黄色いリボンを結び、日よけ用シートを設置するなどして会場を準備した。しかし先月26日、警察はリボンやシートについて「事前に届け出がなかった物品だ」とし一方的に撤去、これに抗議した遺族4人を連行する騒ぎとなった。

韓国の集会・デモに関する法律では、銃器や刀剣、石など他人の生命を脅かす可能性のある物品を集会に用いることが禁止されている。また事前の届け出対象は「デモ方法に関する物品」に限定されており、追悼リボンや日よけのシートは届け出の必要がないというのが遺族らの主張だ。

警察庁からこれに関して資料提出を受けた野党「共に民主党」のパク・ジュミン議員は、「警察が黄色いリボンなどを強制的に撤去した行為は明らかに違法な公権力の行使」として強く抗議した。

この報道に韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられているが、警察の対応については賛否が大きく分かれている。

「政府は何をそんなに恐れているんだろう」
「黄色いリボンがそんなに怖いの?」

「警察はただの道具。これをどう使うかは権力者のレベルにかかっている」
「金正恩(キム・ジョンウン)も朴槿恵(パク・クネ大統領)も同じだな」
「この国はどこへ向かって行くのか…」

「そもそもリボンを結んだこと自体が違法だろう」
「今回ばかりは警察はよくやったと思う」
「黄色いリボンが凶器のように見えてきたのはなぜだろう」

「なぜ撤去したか?それは警察だから」
「さすがにもううんざり。あらゆる団体が掲げてる横断幕も、全部撤去してくれ。撤去して、心の中で記憶すればいいじゃないか」(翻訳・編集/吉金)