阿部純子は常子(高畑充希)の親友・村野綾を演じる/(C)NHK

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放送中の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(NHK総合ほか)で常子(高畑充希)の友人・村野綾を演じる阿部純子。戦中・戦後にかけて大きな変化を遂げていく一人だ。演じる阿部純子は今回が“朝ドラ”初出演。出演が決まっての感想や、綾役への思いについて話を聞いた。

【写真を見る】戦争を経験した綾。彼女の境遇が常子の雑誌作りの動機になる/(C)NHK

――朝ドラ初出演の感想をお聞かせください。

日本を代表する作品の一つに出られてうれしいです。家族に恩返しするような気持ちで心の底からうれしかったです。特に祖父母から「朝ドラに出てくれたらいいな」と言われていて、私も「いつか出られるようになったらいいね」と答えていましたので…。今、祖父母は朝昼晩3回見てくれているようで、うれしいです!

――綾役は、女学生から母親も演じなければならない幅広い役です。演じる時に気を付けられたところはありますか?

綾は家柄がすごく良く、上品で浮世離れしているところがありました。ですが時代に振り回されて、彼女自身が変化をしていくので、ぼんやりとしていた輪郭がはっきりしていくように意識して演じています。

また、綾はとても品がある方だと思いますので、綾の佇まいからにじみ出る品の良さをいい感じで持ち続けていけたらいいなと思います。

――常子と綾の関係についてお聞かせください。

違う境遇に生きていても「お互いがいるから大丈夫」と思える強い絆があると思います。高畑さんとも、私が頑張ろうと思い過ぎてしまう時があり、そんな時『もう少し力を抜いてもいいんだよ』と言ってくださいます。撮影の合間には鞠子(相楽樹)さんや美子(杉咲花)さんと3人でかき氷を食べに行ったりしています(笑)。

常に楽しい時間を過ごそうという心持ちでいようとみんな思っていて、そこは共有できていると思います。

――共演されている方で、勉強になる方はおられますか?

木村多江さんです。前から演技は女優さんとして尊敬していましたが、木村多江さん自身がすごくすてきな方で、リハーサルの時もお着物で来られるんですが、作品全体のお母さんという感じで、尊敬しています。

演技と現場、リハーサルの時を見ていて、そういうふうに立ち居振る舞える女性になりたいと思っています。

――今後の綾の見どころについてお聞かせください。

つらい時間があったと思いますが、それも彼女を強くしていると思うので、その時間を経て自分の足で力強く歩いていく綾の表情を見てほしいです。