脳の病気だけじゃない!高血圧を放置すると「脳の老化」が加速すると判明

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最近、物忘れがひどくなってきた……そんな悩みはありませんか? アラサー・アラフォーも過ぎてアラフィフの声が聞こえてくると、逃れきれない老化のサインです。

ただこの脳の衰え、ある体の症状を放置してしまうとドンドン悪化してしまう恐れがあるというのです! その症状とは高血圧の事。塩分過多で高血圧の中年も多いでしょう。

そこで今回は『JAMA Neurology』で発表された論文を参考に、脳の老化と高血圧の関係について解説します。

 

■1:高血圧は脳の老化を促す

生活習慣病といえばいろいろありますが、高血圧(症)もその1つ。最高血圧か最低血圧、あるいはその両方が正常の値よりも高い状態をいいます。

女性のための医学事典『ウィメンズ・メディカ』によれば、初期症状として頭痛、めまい、耳鳴り、肩こり、手足のしびれ、動悸、脈の乱れ、胸の圧迫感などが出てくるそうです。

放置していると脳出血や脳梗塞、心不全など重大な病気の引き金になってしまう場合も……。さらに今回の研究では、脳の認知能力まで低下するという事実が分かったのです。

 

■2:中年からの高血圧には要注意

上述の論文を作成した研究者たちは、高血圧と脳の認知能力の関係を調べるために、米国に住む男女13 ,476人の被験者を対象とした、20年間に及ぶ大規模なコーホート研究を分析しました。

その結果、中年の段階で高血圧が確認され、何もせず放置した被験者ほど、そうでない人と比べて、後におよそ6%も脳の認知能力が衰えていたと分かりました。認知能力とは、知的活動全般の能力です。

高血圧の有無に関係なく、被験者は全体的に20年のときを経て、認知能力が衰えていたといいます。もちろん原因は老化。しかし、中年から高血圧症を患っている人の方が、よりスピーディーに脳の働きが衰える傾向にあると分かったのです。

高齢期になってから高血圧(老年性高血圧)になった人の場合、目立って認知能力の衰えは見られなかったといいます。中年期から長く高血圧を患っている人こそ、要注意なのですね。

 

■3:高血圧を予防・改善する方法とは

高血圧の治療をした人と放置した人とを比べた場合、放置した人の方が脳の“老化”が早まっていると、上述の調査で分かっています。その意味では、高血圧の予防と改善が脳の若さを守るポイントになってきます。

医学事典『ウイメンズ・メディカ』によれば、

・塩分の摂取を控える

・肥満を解消する

・ストレスをためこまない

・禁煙をする

・深酒をやめる

などの生活習慣の改善が、高血圧症を改善してくれるとされています。

『WooRis』の過去記事「ヨーグルトにブロッコリーも!高血圧に効く“3種の栄養素”が豊富な食品5つ」ではカルシウム、マグネシウム、カリウムなどの栄養素が高血圧の改善にいいと紹介しています。

また、「美味しいだけじゃないナッシー!疲労回復に高血圧予防“梨の驚くべき効用”3つ」「がんや高血圧の予防に!冬野菜の定番“白菜”の驚くべき効果」では、梨や白菜も高血圧予防にお勧めの食品だと述べられています。

血圧の高さが気になる方は、生活習慣の改善に取り組んだり、上述した食品を意識的に口にしてみるなどして、高血圧と無縁の人生を取り戻してください。

 

以上、高血圧が与える脳の老化についての悪影響のお話、いかがでしたか? 高血圧が脳の“若さ”にまで悪影響を与えるとは大問題! 当てはまる人は頑張って改善に取り組みたいですね。

(ライター 坂本正敬)

 

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【参考】

Midlife Hypertension and 20-Year Cognitive ChangeThe Atherosclerosis Risk in Communities Neurocognitive Study - JAMA Neurology

High blood pressure in midlife linked to later decline in memory, thinking skills - Harvard Health Publications

井口登美子(2003)『ウィメンズ・メディカ 女性の〈からだと心〉安心医学』(小学館)