多くの中国人にとって「日本は経済が発展しいて、良い生活ができる国」というイメージのようだが、実際のところはどうなのだろうか?中国メディアの中国日報はこのほど、「みんながこれまで知らなかった日本の現実の生活」と題して、日本人の衣食住について紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 多くの中国人にとって「日本は経済が発展しいて、良い生活ができる国」というイメージのようだが、実際のところはどうなのだろうか?中国メディアの中国日報はこのほど、「みんながこれまで知らなかった日本の現実の生活」と題して、日本人の衣食住について紹介する記事を掲載した。

 まず「食」については、日本が資源に乏しいため、野菜・果物の種類は少なく、しかも「相当高い」と主張。日本の物価が中国の5倍だとしたらリンゴの値段は十数倍に相当し、食費の面では中国の方が生活しやすいとした。

 次いで「衣」については、「ファッション雑誌や漫画から想像する、おしゃれな日本人はごく一部」にすぎず、多くの日本人が服にかける金額は中国の都市部に住む人に及ばないと主張。海外ブランド品を1-2点ほど身に着けているものの、お金持ちとは限らないと指摘。中国の富裕層はブランド物で身を固める一方、公共の乗り物はまず利用しないため、高級ブランドのバッグを持ちながら地下鉄に乗る日本人は理解に苦しむようだ。

 「住」については一言でいうと「小さい」と表現。家が狭いため、ベッドはほとんどシングルが多く使われていると説明し、「100平方メートルもないのに一戸建てを建てるのはすごいことだが、まるでおもちゃのようだ」とこき下ろした。また、日本では必ず家を買うという概念はなく、賃貸も多いことに驚いた様子だ。マンション購入は「安心を買う」ことで結婚の条件でもある中国人の価値観とは大きく異なると言えるだろう。記事がもう1つ不思議だと指摘したのは、「住まいは賃貸なのに車を買う」ことで、日本人にとって「車は家よりも重要」らしいと結論付けた。

 記事は最後に、日本の生活の良いところとして、税が高い分、福祉が充実しており、国民全員に保険が行き渡っていることを評価したが、日本人の生活はあわただしく、信号が青になると人の波が一斉になだれ込む様子には圧倒されてしまうと締めくくった。中国人からすると、日本人の生活は見ているだけで「疲れる」ようである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)