舞台となるオリンピックゴルフコースの状況は(撮影:GettyImages)

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 8月5日のリオデジャネイロ五輪開幕までちょうど1か月。ブラジルを中心に流行しているジカ熱や治安面の不安などからトッププロの辞退者が相次ぐなど先行きが不安視されているゴルフ競技だが、開幕までのカウントダウンは着々と進んでいる。
神妙な表情で日本代表入り辞退の意向を示す松山英樹
【男子プロを中心に相次ぐ辞退者】
 ゴルフの代表選手は7月11日発表の世界ランキングで決定し、各国上位2名(トップ15は上限4名)が選出される。だが、2か月で3つのメジャーが続く過密日程や治安、ブラジルを中心に流行するジカ熱への不安などから男子のトップ選手を中心に辞退者が続出。世界ランク1位のジェイソン・デイ、同4位のローリー・マキロイらに加えアジアのトップ選手としても注目を集めていた松山英樹も辞退を決めた。
 4人が出場するダスティン・ジョンソン、ジョーダン・スピース、リッキー・ファウラー、バッバ・ワトソンの米国勢に欠場者が出ていないのが救いともいえるが、ワトソン以外は出場への意思を明確にはしていない。その動向にも注目が集まる。
主な出場辞退者
ジェイソン・デイ(オーストラリア)
ローリー・マキロイ(北アイルランド)
アダム・スコット(オーストラリア)
ブランデン・グレース(南ア)
ルイ・ウーストハウゼン(南ア)
松山英樹(日本)
チャール・シュワーツェル(南ア)
シェーン・ローリー(アイルランド)
マーク・リーシュマン(オーストラリア)
グレアム・マクドウェル(北アイルランド)
ビジェイ・シン(フィジー)
【開催コースの整備状況は?】
 コースは今大会のために新たに作られたオリンピックゴルフコースを使用する。大西洋沿いに作られたリンクススタイルのコースは、デモイベントを行うなど順調に準備が進んでいる。ただ、フェアウェイ、グリーンの芝に問題はないものの、ハザードとして設置されている荒れ地エリアの植物の生育状況はやや遅れているとのことだ。
 男子は7,128ヤードのパー71。女子は6,245ヤードのパー71設定で行われる。距離は長くないものの、海側、山側どちらからも吹く強い風が最大の難敵となる。コースは環境保護地区に隣接しておりカピバラなどの野生動物も見ることができる。だが、この自然に近い環境が、蚊を媒介するジカ熱への不安要素につながったとも言える。
【競技方法と日程】
 競技は男女ともに60選手による72ホールのストロークプレー。団体戦はなく個人での戦いでメダルを争う。男子は8月11日(木)から14日(日)までの4日間。女子は8月17日(水)から20日(土)までの4日間となっている。
 1900年パリ大会、1904年セントルイス大会以来112年ぶりの開催。メジャータイトルの存在が大きいゴルフ界においてメダルの価値が開幕前から取りざたされているが、リオ大会が新たな歴史の1ページとなることに間違いはない。メダルの価値を高めていくためにも、大事な舞台となる。
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