国外を旅行で訪れる中国人が増えるにつれ、渡航先で中国人の悪習が批判されるケースが増えている。こうした批判に対し、中国国内では「メンツにかけて悪習を改善する必要がある」という論調が高まっており、見習うべき対象として「日本人」が引き合いに出されるケースも増えている。(イメージ写真提供:123RF)

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 国外を旅行で訪れる中国人が増えるにつれ、渡航先で中国人の悪習が批判されるケースが増えている。こうした批判に対し、中国国内では「メンツにかけて悪習を改善する必要がある」という論調が高まっており、見習うべき対象として「日本人」が引き合いに出されるケースも増えている。

 日本人の民度の高さは世界的に見ても高いほうであるのは事実であろう。特に震災時にあっても略奪などの犯罪がほとんど起きないことは世界からの称賛を集めた。中国メディアの捜狐はこのほど、「日本人は世界でもっとも民度の高い国民の1つであると同時に、「中国人に熟慮を迫る民族」であると伝え、こうした見方はまったく誇張されたものではなく、中国人は真剣に日本人に学ぶべきであると論じている。

 日本人の民度の高さを示す事例は枚挙に暇がないが、記事は東日本大震災や熊本大地震といった震災時の日本人の対応を紹介。震災当日、帰る手段を失った人びとは階段に座って夜を明かしたが、階段の中央は通行する人のために空けつつ、誰もが階段の端に腰掛けて休んでいたと紹介した。

 さらに、日本で震災が起きた際には中国のネット上で不謹慎な書き込みが数多く見られたと伝える一方、中国で四川大地震が起きた際、日本のネット上では不謹慎な書き込みはほとんどなかったと指摘。ほかにも、震災時には日本の多くの企業が商品を無料で配ったり、日本人が進んで助けあっていたことを指摘したうえで、「これが日本の国家イメージであり、日本は震災によってダメージを受けたが、日本人は世界にすばらしい見本を見せつけた」と論じた。

 また記事は、地震という災害に直面した際における日中の違いは「教育の賜物」であり、いくら中国の国内総生産(GDP)が日本を超えたところで、GDPの数値で補完できるものではないと指摘している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)