「55歳婚」から半年で離婚した菊田あや子に学ぶ、晩婚が長続きしない理由
 先日、芸能レポーターでタレントの菊田あや子さん(56歳)が、半年で離婚していたことがわかり大きな話題を集めました。菊田さんは、昨年9月にたった交際1カ月で一般男性と結婚した猛者(!?)。当時は「55歳電撃婚」として、メディアを賑わせました。

 半年間の結婚生活を「悔いはありません」と振り返ってはいるものの、「結婚に対する考え方、求めるもの、価値観が余りにも違っていました」と、“価値観の相違”を破局の理由としてあげています。しかも、結婚生活のストレスから、体重が8キロも落ちてしまったとか。相当心労が重なっていたことが伺えます。

◆高齢なほど価値観が合わせにくい

 結婚に限った話ではありませんが、誰かと生活をともにする上で、価値観をすり合わせるということは非常に重要なこと。ですが、人間は年齢を重ねるにつれて、考え方がこり固まってしまう一面があります。その上、菊田さんの場合は、交際期間もわずか1カ月と短かったため、すり合わせのための準備期間すら設けられなかったのも、破局の要因ではないでしょうか?

 2006〜2010年にアメリカ・ユタ大学が行った調査によると、結婚年齢別に離婚率に大きな違いがあることが明らかに。1位は20歳未満、2位は20〜24歳と若年層が目立っていますが、なんと3位には35歳以上での結婚がランクイン。35歳以上になると、男女ともに自身の生活パターンが確立されてしまうため、それを結婚相手に合わせて変更することが難しくなってしまう。それが高齢結婚における離婚の原因なのではないかと考えられているようです。

 でも、果たして晩婚カップルは本当に長続きしないものなのでしょうか? 夫婦問題研究家である岡野あつこさんはその問題について、次のようにコメントしてくれました。

◆晩婚カップルは我慢する理由が少ない

「自由にしていた年数が長い分、お互いにワガママ・譲れない部分が出てきてしまいます。また高齢での結婚になると、子どもに恵まれる可能性が低くなり、子どもがいる夫婦に比べても、さまざまなことを我慢する必要性がなくなってしまうんです」(岡野さん、以下同)

「子は鎹(かすがい)」という言葉がある通り、子どもの将来を考えて離婚は選択しない、という人は多いですよね。晩婚カップルになると、それがない分、自分のことだけを考えればいい。それが離婚件数の増加につながっていると言えるのかもしれません。

「だからこそ、高齢カップルは交際期間が短くとも結婚を選択するんです。子作りのことを考えると、のんびりしている時間はありませんからね。また、年老いた親を安心させてあげたい、という気持ちも働くかもしれません」

 でも、晩婚でもうまくいっているケースもあります。その場合、いったい何が違うのでしょうか?

◆晩婚でも関係を継続する秘訣

「お互いを尊重して、過剰に相手に依存しないことです。若いカップルのようにベタベタした関係性を築くのではなく、あくまでも大人同士として成熟した結婚生活を意識しているところは、うまくいっているように思います」

 なるほど。相手をひとりの人間として認められるかどうか。普通のカップルにおいても重要だと思えるこのことが、晩婚カップルの場合はなおさらカギになるようです。もしも、高齢で結婚することになったら、まずは相手の意見・考え方を尊重してあげることがポイントかもしれませんね。

【岡野あつこさん プロフィール】
夫婦問題研究家。ライフアップ・カウンセラー。
自らの離婚経験を活かし、離婚カウンセリングという前人未到の分野を確立。これまでに26年間で3万件以上の相談を受ける。現在は後進の育成として結婚・離婚カウンセラーの養成にも尽力。また、的確で歯切れのいいコメントがウケており、テレビやラジオなどでも活躍中。

<TEXT/女子SPA!編集部>