5日、韓国は、黄海上の軍事境界線に当たる北方限界線(NLL)付近で違法操業する中国漁船に対処するため、80億ウォン(約7億1000万円)を追加拠出し、大型人工漁礁の設置を約80基にまで拡大する方針だ。資料写真。

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2016年7月5日、韓国は、黄海上の軍事境界線に当たる北方限界線(NLL)付近で違法操業する中国漁船に対処するため、80億ウォン(約7億1000万円)を追加拠出し、大型人工漁礁の設置を約80基にまで拡大する方針だ。中国紙・環球時報が伝えた。

4日付の聯合ニュースなど、韓国の複数のメディアによると、韓国政府は同日の国務会議で、NLL周辺海域に大型人工漁礁約80基を設置するための80億ウォンの追加支出案を審議、可決した。今回設置する漁礁は、一般魚礁に比べて2〜8倍の大きさで、重さは30トン以上。中国の底引き網式操業を不可能にするものだという。

中国漁船による違法操業が延坪島中心に急増し、ワタリガニ漁獲量が前年同期比で70%減少するなど被害が拡大している。

韓国政府は当初、20億ウォン(約1億7000万円)を投じ16基の人工漁礁設置を計画していた。だが中国の底引き網式操業に根本的に対処するため、約80基に拡大することを決定。当初の16基は7〜8月に設置される。追加の約60基は8〜9月に製作され、9〜11月に設置が完成する予定だ。韓国政府はこれまでにも、白ニョン島と大青島の海域に大型人工漁礁18基を設置している。(翻訳・編集/柳川)