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トヨタ自動車は5日、「86」のマイナーチェンジについて発表した。ニュルブルクリンク24時間耐久レース参戦などで得た知見をもとに、「スポーツカーとしてのさらなる深化」をキーワードに開発された。より走りに特化した「86」を実現することで、スポーツカーファンのさらなる獲得をめざす。8月1日の発売を予定している。

今回のマイナーチェンジにあたり、現在の「86」の開発を担当するチーフエンジニアの多田哲哉氏は、「ニュル参戦からフィードバックされた技術を中心にすべてを組み直し、何度も世界の様々な道で鍛え直すことで、一つひとつのアイテムをつくり込みました。新型86は、ハンドルを握って走り出した瞬間から、その深化を誰もが実感できるクルマに仕上げております」とコメントしている。

外形デザインは走りのために深化。フロントビューからリヤビューまで、細部にわたり空力性能向上を軸としたアイテムの設定・改良などにより、接地性や回頭性を高めた。フロントビューは従来型よりノーズ先端を下げ、グリル開口を横へ拡大することで、ワイド&ローな構えを強調。リヤビューはバンパー黒加飾部位の幅の拡大などにより、「ハ」の字を強調するワイドスタンスな構えを表現している。

トランスミッションは「G」「GT」「GT "Limited"」それぞれに6速マニュアルと「6 Super ECT(スーパーインテリジェント6速オートマチック)」を用意。いずれも総排気量1,998ccで、6速マニュアルは最高出力152kW(207PS)/7,000rpm、最大トルク212N・m(21.6kgf・m)/6,400〜6,800rpmとされている。インテークマニホールドやエキゾーストマニホールドなど吸・排気系部品の改良により、幅広い回転域での最大トルク発生を実現した。

内装色はブラックで統一し、落ち着いた室内空間に。トヨタ最小径362mmの真円ステアリングホイールを採用し、最適なグリップ断面形状を実現するなど、操舵性と握り心地を徹底して追求している。「GT」「GT "Limited"」では、Tメッシュカーボン柄加飾を施したドアスイッチベース・ヒーターコントロールパネルで質感を向上させたほか、3眼タイプのタコメーターを標準装備し、最高出力付近の7,000回転がメーターの真上になるよう変更している。

「GT "Limited"」ではさらに、シート表皮にパーフォレーション加工を施したアルカンターラ、インストルメントパネルやドアトリムなどにスエード調の人工皮革「グランリュクス」を標準設定。外光の反射を抑え、ドライビングに集中できる環境に寄与する。

マイナーチェンジしたトヨタ「86」は、8月1日から全国のトヨタ店・トヨペット店・トヨタカローラ店・ネッツ店を通じて販売開始。価格は「G」262万3,320〜264万7,080円、「GT」298万1,880〜304万8,840円、「GT "Limited"」318万3,840〜325万800円(価格はすべて税込)となっている。

(上新大介)