ずいぶんと周到

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バングラディシュのレストラン襲撃は、かなり以前から周到に準備されていたようだ。治安当局は4日(2016年7月)、事件の首謀者とみられる男を逮捕した。国内最高峰といわれている私立大学の元教授ハスナトカリムで、犯行の舞台となったレストランの常連客だった。

実行グループに教え子

実行犯グループがレストランを襲撃した直後に偶然に撮られた3枚の写真がある。1枚は縞模様のシャツを着た男が実行犯2人の前を歩き案内している。もう1枚は、レストラン内で同じ縞シャツの男が実行犯に何か指示をしている。さらに、治安部隊が突入する10分前に縞シャツの男は解放されて家族とみられる数人のグループと敷地外へ姿を消した。

この縞シャツの男がハスナトカリムで、2012年にイスラム武装勢力との関係が明るみに出て大学を解雇された。実行犯の一人は大学時代に経営学部で教えていた学生の一人で繋がりがあったと見られている。テロ事件のあとハスナトカリムは56時間にわたって治安当局の取り調べを受けたが、本人は「コーランを読めたから解放された」と話しているという。

1年前から引き込み役潜入

また、治安部隊に拘束され、病院で治療を受けている男の素性も分かってきた。レストランの従業員、サギルホセンシャオン容疑者(22)で、1年前から見習いコックとしてレストランに潜入、引き込み役としてテロの準備をしていた疑いがもたれている。

司会の小倉智昭キャスター「1年も潜入していて手引きをしないとできないようなテロ行為だったのかなあ」

作家の山本一郎「何をターゲットにどういう手順でやるかを、きっちり計画を立てていた可能性が高いですよ。計画できる人が真ん中にいないとこういう大規模な、外国人を殺害するというような目的を達成するのは難しい」

外国人がよく利用する高級レストランで安全と思われていたらしいが、そこが実行犯グループの狙い目だったようだ。