「初年度年収が高い仕事」につながる専攻分野が明らかに、給与水準も上昇へ

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新たに発表された、初年度の年収が高い仕事につながる大学の専攻分野ランキングでは、STEM(科学、テクノロジー、工学と数学)が強いという結果が示された。最も給与水準の高い仕事に就く可能性が高いのは、化学工学、コンピューターエンジニアリングと電子工学の学士号を取得した学生たちのようだ。

ミシガン州立大学の学生雇用研究所(CERI)が毎年発表しているこのランキングは、CERIが200近い就職紹介センターを通じて、全米の4,730を超える雇用主から得た初年度の年収データを基に作成したもの。調査結果には、フルタイム、インターンシップおよびコープ(Co-ops、産学連携型のインターンシップ)の労働形態の求人を行っている雇用主の回答が含まれる。

その結果、初年度の稼ぎが最も多い専攻(学士号)は化学工学で、平均年収6万3,389ドル(約651万円)だと判明。2位はコンピューターエンジニアリング、3位が電子工学となった。

CERIによれば、昨年のランキングでは電子工学が”稼げる専攻分野”の首位で、初年度の平均年収は5万7,000ドル(約585万円)。その後にコンピューターエンジニアリング、機械工学が続き、化学工学は6位だった。

ランキング上位の専攻分野を学んでいる学生にとって今回の結果は朗報だ。ではランキング下位の専攻分野は何だろうか。CERIの報告によれば、ワースト3は心理学(初年度の平均年収3万6,327ドル/約373万円)、広報(3万6,235ドル/約372万円)と広告(3万5,733ドル/約367万円)だった。

修士号の専攻分野では、工学が初年度の平均年収6万8,000ドル以上と最も高い収入につながり、その次がコンピューターサイエンスとIT(6万7,735ドル)、MBA(6万2,345ドル)だった。

博士号の専攻分野では、工学とコンピューターサイエンスが初年度の平均年収7万6,702ドルでトップ、2位に物理化学・生物化学(6万3,809ドル)、3位にビジネス(6万2,454ドル)が続いた。

またCERIの調査によれば、雇用主の61%は給与を2015年と同水準に維持する意向。39%は2〜5%の引き上げを予定しており、15%は10%以上の引き上げを予定している。

新卒の若者への初任給を引き上げると回答した雇用主は39%と、2015年から4.7%増加。2008年と2009年の景気後退以降、こうした企業は徐々に増加の傾向にあるが、それでも景気後退前の水準には回復していない。2008年には、新卒従業員の給与を前年から引き上げる意向を示した企業は53%に達していた。

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