男性が職場で見かけたゆとりの特徴4つ 「基本的に打っても響かない」ほか

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ここ数年で社会人となった若者たちを「ゆとり世代」と言う人が多くいますが、その言葉をいい意味で使っている人は少なく、ほとんどの場合は問題点を指摘する際の理由として使っているようです。「ゆとり」を実感した若手社員の言動を、働く男性たちにくわしく聞いてみました。

■自由を愛している

・「自由気ままに仕事してるやつ。話を聞かない。そして直そうともしない」(29歳/人材派遣・人材紹介/技術職)

・「仕事をたくさんお願いされているにも関わらず、自分のペースでのんびり仕事している」(26歳/運輸・倉庫/事務系専門職)

仕事には締め切りや納期という期限があります。期限に間に合うように努力し、調整し、周囲の協力を得ながら仕事を進めていくことが求められますが、自由を愛するゆとり世代は、自分の都合も考慮しないで決められた期限など気にならない人も多いようです。

■自分からは動かない

・「何か指示があるまで動かないし、何をすべきかも聞きに来ない人、仕事に熱意がない人」(33歳/機械・精密機器/技術職)

・「こっちから仕事を頼まないと、何もしないでぼーっとしている」(32歳/小売店/販売職・サービス系)

これが「今の若者はやる気がない!」と言われるゆえんかもしれません。ですが、考えてみれば、ゆとり世代は運動会で優劣を付けることも嫌った教育方針の下で育っています。自分から何か行動を起こすことは否定的なのかもしれません。

■おおむねプライベートは充実している

・「残業もせず、やることやったらさっさと帰る」(33歳/ソフトウェア/技術職)

・「うちの後輩は、仕事が終わらなくても帰るので、納期が遅れることが度々あるのですが、自分が悪いなんて思っていません。理由は、プライベートが大切だから。理解力もなく、仕事が積み上がっています」(31歳/情報・IT/技術職)

ゆとり世代のプライベートはけっこう充実しているようです。「この日は仕事が終わらないかも」という予測を立てることはないようですね。プライベートと仕事を時間で徹底的に区切るのも彼らの特徴と言えそうです。

■人生に対する姿勢が「ゆとり」

・「かじりついてでもやってやろうって気概を感じない」(34歳/情報・IT/営業職)

・「基本的に、打っても響かないのがゆとりだと思います」(31歳/その他/クリエイティブ職)

ゆとり世代を見て、比較的あまりガツガツしていないと感じる人も多いのではないでしょうか。彼らはのんびりとマイペースで無理せずに人生を楽しんでいるように見えます。その姿勢を見ていると、こういう人生も悪くないかも、と思ってしまうこともありそうですよね。

■まとめ

組織では何かと「ゆとりであること」が問題視される傾向にありますが、「ゆとり世代の職員は冒険しない。矛盾や疑問に噛みつかないように思える。奴隷のよう」(33歳/学校・教育関連/その他)という意見もあるように、大人が、自分たちの使い勝手のいい人間を育てようとした結果が、ゆとりを生んだと考えることもできます。時代が変われば仕事に対する考え方も変わっていくもの。今後はゆとり世代をうまく育成することも中堅社員の役割になっていくのかもしれませんね。

(ファナティック)

※画像はイメージです

※マイナビウーマン調べ(2016年5月にWebアンケート。有効回答数203件。25歳〜35歳の社会人男性)