一部の中国人は「中国は人が多すぎるから、中国からは質の良い製品が生まれない」とよく言う。質の悪いものでも買い手がいるので、品質改善する必要がないとの理屈のようだが、これは「米」でも同様のようだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 一部の中国人は「中国は人が多すぎるから、中国からは質の良い製品が生まれない」とよく言う。質の悪いものでも買い手がいるので、品質改善する必要がないとの理屈のようだが、これは「米」でも同様のようだ。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、日本産の米と中国産の米を比較する記事を掲載した。「中国には7000年もの稲作の歴史があり、中国の米にも立派なブランドがある」とし、なぜ中国人はわざわざ日本で高額の米を買い求めるのかと疑問を投げかけた。

 記事は、日本産の米は中国の米を遥かに超える高値で販売されていることを紹介。特に中国においては、日本産の米はおいしいとして非常に高額で売られている。ある日系スーパーでは、500グラム74元(約1140円)で日本産の米が販売されているのに対し、中国産の米は7.5元(約115円)で販売されている。なぜ日本産の米はこれほど高価なのだろうか。

 記事がまず挙げたのは「優良品種の選抜育成」である。日本では味が良く、産地に合った品種を求め、絶え間なく品種改良が行われている。その結果、今では日本各地に味の良いブランド米が存在するようになり、コシヒカリやひとめぼれといったブランドは中国でも知られる存在となった。

 さらに、「細かな稲の管理」を挙げ、日本では「有機」や「無汚染」を追求した栽培を行っているだけでなく、貯蔵や脱穀など商品になるまでのすべての工程がしっかりと管理されている様子を伝えている。

 ほかにも、「味の良さ」や「こだわりの包装」なども挙げている。中国のスーパーでは非常に安いコメも売られており、500グラム2元(30円)以下のものも存在するが、味は価格相応だ。また、米に虫が湧かないように、精米された米に農薬を掛けているものもあるようだ。中国が自国の米を高く売りたいならば、味の良し悪しもさる事ながら、生産者が消費者目線で米を作ることから始め、相応の価値を付加すべきではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)