28日、韓国・JTBCによると、韓国軍が戦時に備えて保有しておかなければならない精密誘導弾150発を、輸出用として製造会社に貸与していたことが明らかになった。写真は韓国軍。

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2016年6月28日、韓国・JTBCによると、韓国軍が戦時に備えて保有しておかなければならない精密誘導弾150発を、輸出用として製造会社に貸与していたことが明らかになった。

「スマート爆弾」とも呼ばれる韓国型GPS誘導弾「KGGB」は、戦闘機で70キロ離れた目標物をGPSで正確に探し出して攻撃する誘導爆弾で、北朝鮮の長距離砲の脅威に対応できる兵器とされている。

今年初め、製造会社であるLIGネクスワンは「KGGB」150発を輸出。その総額は180億ウォン(約16億1100万円)になる。しかし、これらはもともと戦時に備えて韓国空軍が保管しておくべきものだった。規定では、戦闘予備弾は戦時状況で60日間使用できる量を保管していなければならないが、ここ数年、その量が半分にも満たないとして、国政監査で数回にわたって指摘を受けていた。

国防省は理由について、「戦力を検討した結果、他の爆弾でも任務が遂行可能と判断したため」と説明しているが、輸出手続きの時期が北朝鮮の4回目の核実験やロケット発射、地雷による挑発など、南北間の緊張状態が高まった時期だったこともあり、波紋はさらに広がるとみられている。

これを受け、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「一度でも倒れたら取り戻せないのが国防」
「対策の立てようもない。だって絶対に上の指示がなければ不可能なことなんだから。徹底的に調査してほしい」

「口だけは『愛国』、『保安』、そして『国防』。裏では自分の利益だけしか見ていない」
「他の爆弾でも大丈夫だなんて、そんな国がしっかり国を守れると思う?」

「李明博(イ・ミョンバク)前大統領にしても朴槿恵(パク・クネ)大統領にしても、国をこんな状態にするなんて。腐敗はどこまで進んで行くのか」
「セヌリ党政権になる度に軍の不正は日常的になり、国防戦力が著しく下落していく」

「北朝鮮は戦闘機の燃料も足りてないし、弾薬もあまりないという。韓国も同じ。最新のイージス艦も対空・対艦ミサイルが3分の1しか搭載されていないらしい」
「短期戦が一度でも起こってくれれば、国防省と軍の実力を評価できるのに」

「誰かが相当くすねてるな。だって貸したのなら軍事予算なんて必要ないし、製造会社も早く軍に再納品しないといけないんじゃない?」
「ガランとした武器庫を持った国になっていくんだね…。日本が喜びそう」(翻訳・編集/松村)