「船舶コンテナ」がサスティナブルな幼稚園に大変身

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幼稚園や保育園などの保育施設は、子どもたちにとって第2の家のようなもの。

多くの時間を過ごし、泣いたり笑ったり初めての体験をしたり……ここで大きな成長を遂げます。

安全であることはもちろん、最近では、それぞれの園の方針や想いを大切にした園舎が多く誕生しています。

日比野設計によるサスティナブルで子どもの教育を考えたコンテナの保育園_1

子どもの関連施設のプロデュースを行う「幼児の城」を展開する日比野設計が今回手がけたのは、地球環境に配慮した幼稚園。

埼玉県八潮市で創立50年を迎える、歴史ある「小倉あさひ幼稚園」は、さらに次世代の幼稚園教育に対応するために、建て替えることになりました。

子どもたちに「限りある資源や、使えるものを大切に使うこと」と、「省エネやCO2削減の大切さ」を伝えることを目的として、移動と再利用が可能な船舶コンテナを園舎として使うアイデアを採用しました。

日比野設計によるサスティナブルで子どもの教育を考えたコンテナの保育園_2

コンテナによる園舎棟は、外観にコンテナの荒々しさを残して、子どもたちが「コンテナだ」と気づきやすくしています。

日比野設計によるサスティナブルで子どもの教育を考えたコンテナの保育園_3
日比野設計によるサスティナブルで子どもの教育を考えたコンテナの保育園_4

一方、内部はなるべく木を使って、あたたかみを存分に感じられるようになっています。

日比野設計によるサスティナブルで子どもの教育を考えたコンテナの保育園_5

保育室と職員室は外に向けて開くことで、中の様子を外から知ることが可能。

地域の人たちにも開かれた幼稚園になりそうですね。

日比野設計によるサスティナブルで子どもの教育を考えたコンテナの保育園_6
日比野設計によるサスティナブルで子どもの教育を考えたコンテナの保育園_7

既存のホール棟については、構造体を活かして耐震補強を行いました。

通常の工事よりも短期間での施工が実現でき、かつ子どもたちに園の歴史を伝えることが目的です。

日比野設計によるサスティナブルで子どもの教育を考えたコンテナの保育園_8

園名やクラスのサインには、もともと園庭にあったケヤキの木を使っています。

太陽光発電や風力発電といった機械的装置でエコを図るのではなく、建築の作り方から「エコ」を伝えています(日比野設計の代表・日比野拓さん)


外観はちょっと武骨だけれど、園舎に入れば、シンプルな中に子どもたちが安心できる、やさしい空間の幼稚園。

園舎の存在自体が、「地球にやさしくする」ことを子どもたちに伝える、教科書になっているんですね。

小倉あさひ幼稚園 [日比野設計・幼児の城]