現在、中国で上映中のハリウッド大作「インデペンデンス・デイ リサージェンス」と「グランド・イリュージョン見破られたトリック」には、中国の要素がふんだんに盛り込まれている。

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現在、中国で上映中のハリウッド大作「インデペンデンス・デイ リサージェンス」と「グランド・イリュージョン見破られたトリック」には、中国の要素がふんだんに盛り込まれている。広州日報が伝えた。

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例えば、「グランド・イリュージョン見破られたトリック」では、人気歌手の周傑倫(ジェイ・チョウ)がゲスト出演しており、ゲストながら出演シーンは少なくない。同作品はマカオでロケが行われ、中国人にとってはおなじみのマカオ科学館やタイパ市場なども登場する。特筆すべきは、中国語が話されるシーンも何度かある点だ。例えば、あるマジックショップでは、中国語を話す高齢の女性が、大ヒットドラマの「武媚娘伝奇(The Empress of China)」を見ている。さらに、モーガン・フリーマンとマーク・ラファロはあるシーンで、英語のセリフを話すのだが、会話の途中に突然中国語が二言三言飛び出すのだ。やや突飛であるものの、反感を抱く人はいないはずだ。

「インデペンデンス・デイ リサージェンス」の中での中国の要素はさらに多い。同作品で、エイリアンと戦うのは米国だけでなく、いくつもの国が参戦し、その中には中国も含まれている。20年前、エイリアンの侵略を生き延びた人類は、エイリアンの再来に備えて防衛システムを構築した。人類は、月面基地「ムーン・タグ」を設置したが、これを中国が管理している。月面基地で使われているものは全て中国製で、宇宙飛行士が奪い合うように飲んでいるのも中国の牛乳だ。その他、リアム・ヘムズワースがフィアンセと月からビデオ通話としていると、パソコンが突然シャットダウンする。そこに出てくるのも中国でおなじみの通信ソフトのブランド。ハリウッド映画における、中国のインターネットブランドのプロダクト・プレイスメント(PP)はこれが初めてだ。

中国の役者に対する「待遇」にも変化が生じている。2013年の「アイアンマン3」は、中国の観客向けの場面を追加した「中国バージョン」を公開した。「中国バージョン」では、北京の永定門にアイアンマンが登場するシーンのほか、俳優の王学■(ワン・シュエチー、■は土へんに斤)と女優の范氷氷(ファン・ビンビン)が登場するシーンが合わせて5分間あったが、北米バージョンでは王学■の出演シーンはたった数秒でセリフも「ニーハオ」と一言のみ。范氷氷に至っては登場シーンが完全にカットされるなど、その他の中国の要素はほとんど出てこない。その他、女優の李氷氷(リー・ビンビン)は、「バイオハザードV リトリビューション」や「トランスフォーマー ロストエイジ」に出演したものの、「ロケ地にいっただけ」との言われようで、女優の周迅(ジョウ・シュン)も「クラウド アトラス」で一人三役をこなしたものの、完全な「脇役」だった。

しかし、中国の映画市場が活発化するにつれ、その流れにあやかりたいと考えるハリウッドの製作会社が最近、最も集客効果がある中国の役者に目を付け、広大な中国映画市場を切り開こうとしている。そのため、中国の役者がより重要な役を演じるようになっている。例えば、「インデペンデンス・デイ リサージェンス」では人気モデルのアンジェラベイビーは、登場するすぐにサイン求めるファンらに取り囲まれる。その後のシーンでも何度も登場し、あるパイロットは彼女の心をとらえようと、一生懸命中国語を勉強する。中国の役者がハリウッド大作で、恋愛関係のシーンを演じるのは容易ではない。その他、SF映画「Valerian」や「トリプルXシリーズ」の新作「The Return Of Xander Cage」にも、EXOの元メンバー・クリスも劇中に何度か登場している。(提供/人民網日本語版・編集KN)