シェアハウスは意外とイヤな人がいない!でも、こんなデメリットも
【シェアハウスに住んでみた Vol.2】

 2カ月ほど前から、100人入れる巨大シェアハウスに住んでいます。前回、そこに住むメリットについてお話ししましたが、今回はデメリットも交えてリアルな部分もお伝えしたいと思います。

 さて、ひとり暮らし歴20年以上といういいお年の私が、今さら決めたシェアハウス暮らし。その理由は、

1. 家電が軒並み寿命を迎えていた
2. 旅行や留学で気軽に部屋を解約できる環境にしたかった
3. 一度くらい寮生活っぽいことをしてみたかった

 でした。

◆100人もいればイヤな住人も気にならない

 大型シェアハウスを選んだのは、設備のゴージャスなこともさることながら「イヤな住人がいても、100人もいれば影響が薄かろう」です。6人中1人だらしない人がいたらものすごいイヤだと思いますが、100人中10数名だったら、なんだかよくわからなそうです。

 2カ月ほど、大型シェアハウスに住んでみての感想――全然悪くないです。

 告知や問題があると、管理人を含めたLINEのグループで情報が共有されます。キッチンを使いっぱなしにしている人がいると、「誰?」などと写真が出回ります。入居者もけっこう意識の高い人が多そうです。今のところ、「この人すごい腹が立つ!」みたいな人はいません。前もってハウスルールが決まっていることに加えて、そこそこ家賃が高いことも理由かもしれません。

 入居前に心配していたのが、お風呂。100人中約半数が女性なのに、全部で3室しかありません。「絶対取り合いだ!」と思っていましたが、不思議なことに満室になっているのを見たことがありません。1つしかないバスルームに入れなかったことも1度だけ(しかも深夜3時……)。お手洗いもキッチンも「満員で使えない」ことは今まで1度もありませんでした。そこらへんは微妙な数のバランスが取れているようです。

◆シェアハウスならではのデメリット

 ただ、トイレはいかんせん臭い。汚くはないんです。でも女子トイレは汚物入れがあるからか、男子トイレよりも臭い。消臭剤か何かの匂いと混ざって強烈です。空気清浄機みたいなのが置いてありますが、効果なし。ほかのハウスに見学に行ったときも臭いと思ったので、課題なのかもしれません。

 キッチンで調理するときは、自室から忘れ物をせずにすべての食材を持ってから行かないと、登ったり下りたりを繰り返すことに……。これは忘れ物の多い自分にとってはいい訓練です。

◆「こだわりの生活」には向かないけど…

 共用部分が多いことから、「こだわりの生活」をしたい人には向きません。自分、無添加嗜好で、食器を洗うのも固形石けんを使っていましたが、今は共用の合成洗剤です。布ナプキンも面倒くさそうなので紙に戻しました。「美しく意識高い生活」は、あんまり望めなそうです。

 が、なにより楽なのは、日々、使った後に軽く拭くくらいで、基本的に水回りの掃除が一切いらないこと。共用部分は業者さんが綺麗にしてくれるのです。掃除の嫌いな自分にとっては、これは大きなメリットです。

 大きな騒音もなく「うるさくて眠れない」ということはありません。強いて言えば初日、冷蔵庫の音が気になって眠れなかったくらいです。今やそれも慣れました。夏は暑そうだけど。

◆イベントに参加すればすぐに友達も

 ハウスではしょっちゅう、パーティや何かのレッスンが開催されていて、そういうものに参加していればすぐに知り合いができるでしょう。喫煙室でも友達が出来るようです(私はなんだかんだそういう催しに一度も参加していない上に、ずっと自室にこもっているので、未だに友達はひとりもいませんが)。

 プライベートな時間を守ろうと思えばできるし、ラウンジに行けばお友達がいるかもしれない。自分の使いようによって、いかようにもなりそうです。住人同士の交流があり、規律がそこそこ守られているので、ひとり暮らしの予習や、住み替えなどの短期の居住、SOHOの人、外国人のお友達が欲しい人などには最適でしょう。

 ちなみに先日、酔っぱらって、部屋でマイケル・ジャクソンを熱唱&ダンスしていたら、管理人さんから「うるさいとクレームが入りました。どうしましたか?」といたわりのLINEメッセが来ました。「どうしましたか?」と言われても……。

<TEXT/和久井香菜子>