30日、韓国で都会から農村に移り住む世帯が増加している。40代以下の若い層では増加率が1年で約3倍になった。写真は水田。

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2016年6月30日、韓国・ニュース1によると、都会から農村に移り住む世帯が韓国で増加している。40代以下の若い層では増加率が1年で約3倍になった。

韓国農林畜産食品部が発表した15年の「帰農・帰村人統計」によると、40代以下の帰農・帰村世帯数は20万8636世帯で、前年(19万6361世帯)と比べ6.3%の増加となった。14〜15年の増加率2.7%と比べると3倍近くになっている。同部は「成長の鈍化による不安定な雇用、せわしない都会の暮らしよりもゆったりとした人生を求める価値観の変化などにより、農村に移り住む若者が増えた」と分析している。

全体の帰農・帰村世帯数は前年より6.2%増加の32万9368世帯で、このうち96%を「帰村」が占めた。帰村した人の平均年齢は40.3歳で前年より0.2歳若返り、年代別では20代が最も多く26.5%、次いで30代24.8%、40代17.4%、50代16.5%などとなった。一方、「帰農」は1万1959世帯で前年より11.2%増加した。若い世代が多かった「帰村」と異なり、「帰農」の年代別構成は50〜60代が半数以上を占め、平均年齢は54歳だった。

この統計を受け、韓国のネットユーザーは次のようなコメントを寄せている。

「帰農もお金がないとできない。あと、いざ田舎に行ってもよそ者の扱いがひどい」
「農村に行ってはみたものの、仲間外れにされて半分以上は都会に戻って来ることになる」
「ヘル朝鮮は帰農も楽じゃないよ」

「職場の問題とかでソウルにいる必要がないなら、都会を離れるのもいいと思う」
「大して稼げもしない人間が高い家賃を払って首都圏で借金しながら暮らすほど愚かなことはない」
「よそ者扱いは会社でもあるよ。商店街にちっぽけな店一つ出すにしても同じようなもの」

「一族が土地を持ってるから帰農するんでしょ。結局、帰農者はみんな金持ちということ」
「帰農した10人のうち9人は戻って来る。これは確実」
「若者が帰農すると村の下働きとして使われる。そして奥さんは村の公民館のお手伝いさんに。漁村に行けば少しはましだと思うよ」(翻訳・編集/吉金)