「HUNTER×HUNTER」休載決定、巻末の腰痛コメントを振り返ってみた

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クラピカ「私が止める」ズズ・・
サイールド ぁぁあぁ
HUNTER×HUNTER…No.360/終わり 次号よりしばらくの間休載いたします。再開が決まり次第、本誌でお知らせいたします。

本日発売の週刊少年ジャンプにて冨樫義博『HUNTER×HUNTER』が長期休載にされることが発表された。4月に連載を復活してから、巻末コメントに腰痛のことを書き続けた冨樫。復活当初から本日発売号までの巻末コメントを振り返っていく。


腰痛のことだけが書かれていた巻末コメント


復活した20号。寝たきり状態だったころはウ○コが出なかったという暗い過去を告白しつつも、便器や椅子に座れる幸せを噛み締めていた。
21.22合併号から24号までには深刻な病状が書かれている。腰の痛みが強烈すぎるときには病院に行くことすらできない、少しも体を動かせない。
過去のことなのか、それとも現状なのか。20号連載当時も無理して幸せという言葉を使っていたのかもしれない。
25号で手術回避の診察を受けたというコメントを機に冨樫のリハビリ生活が語られていく。30代の頃の体重を目指してダイエット。食事制限を緩めて運動を加えていくのだが、早歩き50mが出来ずにショックを受けていた。
休載前最後のコメントは『1km10分ペース体重73kgの頃、長時間の座り作業が可能に』。
冨樫の巻末コメントは時制があやふやなものが多く、現在どれほどの痛みを抱えているのかわかりにくくなっている。しかし、20号で椅子に座れて幸せと言っていたことから、復活当時は73kgだったのかもしれない。

3年半かけて登場したHUNTER×HUNTER33巻


先日、近所の本屋に行ったら33巻が平積みされ、ポップが飾られていた。


中学生になった人も
高校生になった人も
大学生になった人も
社会人になった人も
みんなおまたせッ!!

33巻が発売された6月上旬。前巻の32巻が発売されてから約3年半の時が流れていた。多くの人間の肩書が変わっているであろう期間である。
2014年にも連載を復活させていた冨樫。休載を挟みつつも9話をジャンプに載せることに成功したが、33巻を刊行するのにはあと一話だけ足りなかった(最近は10話で1巻ペース)。
2016年4月に再び復活。最初の一話で33巻を刊行するのに足りなかった一話分を補完し、そののち10話分が掲載された。このボリュームなら34巻を刊行できる。

ジャンプを読むとき、HUNTER×HUNTERの掲載ページを目次で探しつつ、冨樫の巻末コメントをチェックしていた。腰のことばかり書かれていたから、いつかこの日が来るんじゃないかと恐れていた。
一日も健康になって早く連載を再開してほしい。サイールドがこのあとどうなるのか、気になってしょうがないのだ。
(山川悠)