白石あさえの目指せコースデビュー! 
【連載●第14回】
〜カリスマコーチ内藤雄士がビギナーのために特別レッスン〜

◆クラブの正しい上げ方をマスターする

内藤雄士コーチ:以下内藤 前回のレッスンでは体を回転させるためには、体幹が重要だということを「レベレージディスク」の上に乗って感じてもらいました。今回は、クラブをオンプレーン(正しいクラブ軌道)で振るために必要な動きをマスターするためのドリルを紹介します。

白石あさえ:以下白石 クラブの上げ方は今までもやってきましたが、また違った方法があるんですか?

内藤:今までは肩の高さから肩の高さの振り幅で、スイングの土台となる部分を作ってきました。今回は、それよりも大きな振り幅になります。肩より上の部分は自分でクラブの動きを制御できないエリアです。肩の高さまでの軌道が正しければ、その先も正しいし、そこまでの軌道が間違っていれば、間違った方向に上がってしまいます。なので、改めて動作を覚える必要はないのですが、どのようにクラブが動いているのが正しいのかを把握しておくことは必要です。

白石:わかりました。よろしくお願いします。

内藤:まず、具体的には手首の使い方になります。使い方と言うと意図的に行なうものだと思いがちですが、クラブの上げる方向さえ間違っていなければ、自然に起こるものです。

 そこでクラブに重ねるようにして、スティック(約1m)を1本、クラブのグリップ部分に重ねるようにあてがい、グリップエンドから棒が伸びているような状態を作ります。その状態から、クラブを上げてトップ位置まで持っていきます。このときに、アドレス時のシャフトの角度と、トップ位置でのグリップエンドから伸びた棒の角度が同じにならなければなりません。この方向にクラブは上がり、手首が折れることを理解するためのドリルです。手首が折れることをゴルフ用語では「コックを入れる」とか「コックが入る」という言い方をします。

白石:コックですね。コックは自然に起こると内藤コーチはおっしゃいましたが、自然に起こすための注意点はありますか?

内藤:グリップを強く握りすぎないこと。常にヘッドの重さを感じながらクラブを上げることです。クラブの上げ方が正しければ、ヘッドの重さで自然にコックは入るようになります。

白石:これができるようになると、具体的に何が良くなるのですか?

内藤:これはクラブを正しい軌道で振るためのドリルで、オンプレーンでクラブを動かすことができれば、スイングが安定し、反復性が高まり、ミート率もアップします。大きなミスも出なくなります。

白石:わかりました。この練習はとてもわかりやすいですね。しっかりオンプレーンに振れるように頑張ります。


◆スティックを使って、正しい軌道を身につける

スティック状のものをクラブのグリップ部分に重ねるようにしてセット。長い1本の棒を持っているような状態にする。アドレス時のシャフトの角度とトップでのシャフトの角度が同じになれば正しい軌道で振れていることになる。

シャフトの角度がアドレス時と変わってしまうと、それを戻す作業がダウンスイングで必要になるので、ショットの精度は悪くなる。

長い棒を振ることで正しい軌道(オンプレーン)を意識しやすくなる。クラブの上がる方向が正しければ、ミート率は向上する。

クラブを上げる方向が正しければ手首のコックは自然に起こる。白石さんもトップの形がきれいになり、クラブの動きがスムーズになってきた。

(つづく)


(内藤雄士プロフィール)
ないとう・ゆうじ●1969年生まれ。東京都出身。日本大学ゴルフ部出身。ゴルフ部在籍中に渡米し、アメリカの最新理論を習得。1998年にプロゴルファーを教えるツアープロコーチとして活動を開始。日本にツアープロコーチという概念を持ち込んだパイオニア的存在で、丸山茂樹の米ツアーでの活躍の立役者となった。その後も多くのプロのサポートを行なう傍ら、ジュニアゴルファーの育成にも積極的に取り組み、日本ゴルフ界の根本的レベルの底上げに尽力している。ゴルフを中心としたメディアでのレッスンのほか、ゴルフネットワークでのトーナメント解説など、活躍の場は多岐にわたっている。

(白石あさえプロフィール)
しらいし・あさえ●1991年生まれ。千葉県出身。昨年念願だったグラビアデビューを果たす。今春からは各週刊誌でページをジャック、パーフェクトボディーが注目を浴びる。6月末発売の週刊プレイボーイ28号では、巨匠・渡辺達生氏らとコラボしたグラビアが話題に。学生時代はバスケットボール部に所属し、趣味はスノーボードというスポーツウーマンで、大型自動二輪免許も取得し、バイク好きでもある。ゴルフはクラブを触ったことがある程度というまったくの初心者だったが、この連載で着実に上達。「ボールが芯に当たるようになってきました。まだ、恥ずかしいので練習場では端っこにいますけど(笑)」。身長:164cm B:94 W:60 H:88 血液型:A型

出島正登●取材・文 text by Ideshima Masato