リオ五輪のメンバーが発表されました。数多くのけが人に泣かされてきたチームでしたが、選ばれた選手たちを見ると順当だったと言えると思います。

ただ、五輪での苦戦は免れないでしょう。ナイジェリア、コロンビア、スウェーデンという「死の組」に入り、日本は「ノーチャンス」と、きっと世界中の国から思われていると思います。

ですが、前回のロンドン五輪はどうだったでしょうか。日本の躍進を予想する声はなかったのが、初戦のスペイン戦に勝利を収めたことで勢いがつきました。相手との力量の差を考え、しっかり守って永井謙佑や大津祐樹を活かすという戦い方はとても有効だったと思います。

今回のチームは、予選で負けてもおかしくないと思われていたチーム。傑出したプレーヤーもいません。ですが、これまでの歴史にないくらいチームとしてはまとまっていると思います。最終予選で、毎試合選手を入れ替えながら優勝できたのです。

ノーマークだからこそ勝ち進めることもあるのです。決して今から悲観論ばかりを唱えるべきではないでしょう。もっとも、あまりに楽観的すぎるよりはいいのですけど。

心配なのは、そのまとまっていたチームに入るオーバーエイジ組のことです。彼らがどれくらい素早く戦術や他の選手の個性を把握していくか。それが現時点では一番重要なことかもしれません。

そして、今回惜しくも選外になってしまった選手たちにもメッセージを送りたいと思います。今回のこの結果をしっかりと受け止めて、リーグ戦でしっかり活躍し、この借りを返してください。みんな目標は五輪ではなくワールドカップのはず。だったらこのキツイ経験を糧にロシアに行けるよう、さらにギアを上げて走り続けるだけです。焦る必要はありませんが、止まっている暇もありません。

どうか、選ばれた人も選ばれなかった人も、すばらしい夏にしてほしいと思います。