新幹線などの高速列車の登場、あるいは航空便利用の普及により、列車を利用しての旅行時間は短くなる一方だ。それでも色あせないのが、「駅弁」の文化。デパートの催事場で行われる「駅弁大会」には、いつも大勢の「駅弁ファン」が訪れ、賑わうのである。(イメージ写真提供:(C)Vipada Jhetson/123RF) 

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 新幹線などの高速列車の登場、あるいは航空便の利用が拡大するにともなって、列車を利用しての旅行時間は短くなる一方だ。それでも色あせないのが、「駅弁」の文化。デパートの催事場で行われる「駅弁大会」には、いつも大勢の「駅弁ファン」が訪れ、賑わうのである。

 中国メディア・新華網は2日、「日本で列車に乗ったら、必ず弁当を食べてみてください」と題した文章を掲載し、日本の駅弁文化について解説するとともに、人気の駅弁を紹介している。文章はまず、「日本での列車旅行における楽しみの1つが、おいしい駅弁を食べることだ。この壺に入った食べ物を侮ってはいけない。丹精込めて作られていて、格別の風味を持っているのだ」として、明石のタコ飯を画像とともに紹介した。

 そして、日本で生まれた駅弁の起源や歴史について簡単に触れ「簡単なおにぎりがバラエティーに富んだグルメにまで発展した」と説明。それぞれの駅弁には各地方の食材が十分に利用されており、現地のグルメを楽しむことができるとしている。その調理法は焼く、煮るがメインで、醤油やみそ味付けされているために「クエン酸の効果で覚めてもおいしく感じるのだ」と解説した。

 そのうえで、2000とも3000とも言われる日本の駅弁のなかで代表的なものとして、「牛肉どまん中」、「峠の釜めし」、「シウマイ弁当」などを例示した。記事は、日本の駅弁が人気を保っている理由について「高い頻度で新陳代謝が行われること」も挙げている。

 近ごろ、中国のネット上では日本の駅弁について紹介する文章が大量に出現している。駅弁ももはや彼らに人気のある「日本料理」の一部になりつつあると言っても過言ではないだろう。冷めた料理を低級なものと考える傾向にある中国の人でも「冷めていてもおいしい」と感じる日本の駅弁はやはり素晴らしいのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Vipada Jhetson/123RF)