30日、韓国・朝鮮日報は、日々満員の列車やバスで通勤・通学する韓国の若い男性たちの間で、「男性がまずマナーを守ろう」との動きが広がっていると報じた。写真はツタンカーメンのひつぎ(レプリカ)。

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2016年6月30日、韓国・朝鮮日報は、日々満員の列車やバスで通勤・通学する韓国の若い男性たちの間で、「男性がまずマナーを守ろう」との動きが広がっていると報じた。

ソウルの地下鉄を日々通勤に利用するチョン・ソンイルさん(32)は、列車に乗り込むと毎回「ツタンカーメン姿勢」を取る。古代エジプトの王ツタンカーメンの黄金のひつぎのごとく、腕を胸の前で交差して両手を肩に置き、視線は斜め45度の上向きを維持するのだ。混雑した車内でちかんと誤解されないために編み出した「最高の姿勢」だという。

就職活動中の男性キムさん(27)は、電車やバス車内でスマートフォンを使う際の「角度」に注意している。座った時には背中を丸めてスマホを水平に、立っている時は画面の向こうに窓が来る向きで持つ。うっかり人に向けて操作し、隠し撮りを疑われないようにするためだ。

この他にも、20〜30代の若い男性利用者が多いサイトでは「エスカレーターや階段を上る時には視線を下向きに」「見知らぬ女性と2人だけでエレベーターに乗らないように」「狭い路地で女性が1人で前を歩いている場合はあえてゆっくり歩く」など、要らぬ誤解を招かないための男性たちによる自衛策がやりとりされている。

これについて社会学のある専門家は「男性たち自身がさまざまな自衛策を『不便なこと』ではなく『エチケット』として受け入れる成熟した文化が生まれつつある」と評価したが、ネットユーザーの間では「やり過ぎでは」との声も少なくないようだ。記事には次のようなコメントが寄せられている。

「これがエチケット?まるで罪人じゃないか。真っすぐ前も見られないなんて」
「女性専用車両、男性専用車両、別々にすれば済む話だ」
「こんな無理やりの不自然な行動がエチケットだって?だんだん世の中がおかしくなってるよ」

「この社会は男の義務が多過ぎる。結婚したいなら家を用意しろ、軍隊に行け、デート代を払え…今度はツタンカーメンになれと?」
「おかしな女性たちのせいで、男に生まれたことがまるで罪みたいだね」
「これが望ましい姿なのか?」

「中学から男女を分けて教育するからこういう現象が起きるんだ」
「ツタンカーメンとは…切ない」
「やたら騒ぐ女性はだいたいブサイク。きれいな女性は地下鉄に乗らない」
「とにかく韓国人女性と付き合うのはやめておけ」(翻訳・編集/吉金)