松山英樹が8月に開催されるリオ五輪の出場辞退を発表した。WGC-ブリヂストン招待の会場で明らかにしたもので、ブラジルを中心に流行するジカ熱や治安の問題から苦渋の決断を下した。
WGC-ブリヂストン招待は9オーバーでフィニッシュ
 松山はこの日のラウンド終了後に「やめます。出ません」と語り五輪出場辞退を明言した。「ジカ熱もありますし、自分が虫に刺されたときのアレルギー、反応の仕方がまだ良くなっていない。そういう不安があるところではプレーは避けたほうが良いのかなと。行って刺されて、腫れてプレーできないというと良くないと思う」。
 2013年には頬を虫に刺されて顔が大きく腫れたこともあった。今年6月の海外メジャー第2戦「全米オープン」は、左腕を虫に刺され腫れたことから黒いテーピングを巻いて腫れを抑えながらプレーするなど、虫刺されによるアクシデントが多かった。
 代表決定1週間前の発表には「良い選択かどうかは分からないけど。時間もないですし、早めに決断したほうが良いと」とコメント。続けて「また五輪に出るのが一番良いのかもしれないけど、まだまだ試合も続くしリスクをそこまで背負って行くのは。チームで話し合った結果、やめたほうが良いということになりました」と語った。
 これにより2人の日本代表は次点の池田勇太、片山晋呉、国内男子ツアー「長嶋茂雄招待セガサミーカップ」を制した谷原秀人らが候補となる。
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