梅雨に増える「気象病」に注意!特効薬は、“新型ジュース”
 暑い日が続くと思いきや、ついにやってきた梅雨の時期。しとしと降り続く雨のせいで、気分はどんよりしがちですよね。中には、「なんだか身体がダルい」「やる気がでない」なんて人もいるのではないでしょうか?

 実はそれ、梅雨特有の「気分の落ち込み」によるものではなく、「気象病」と呼ばれる正真正銘の体調不良かもしれません。

 気象病とは、気圧の変化により自律神経が乱れ、副交感神経が優位になり、身体が勝手に「お休みモード」状態になってしまう症状のこと。さらに、気圧が低い状態が続くと、「ヒスタミン」と呼ばれる炎症物質が過剰に分泌されてしまうため、肩コリ、腰痛、関節痛、頭痛などの症状を引き起こすことも。

 しかも、このヒスタミンは交感神経を刺激するので、イライラや不安といった精神的な不調につながる恐れもあるとか……。

◆気象病に効く、5大栄養素

 わずらわしい気象病ですが、食生活を改善させることで緩和されるそう。そこで有効なのが、以下の5大栄養素です。

1)ビタミンE:自律神経を正常な状態に導く
【ゴールドキウイ、アボカド、赤ピーマン、大根の葉、抹茶など】

2)ビタミンA:乱れた自律神経を整え、「やる気の欠如」といった症状をやわらげる
【ニンジン、ほうれん草、小松菜、カボチャ、メロン、スイカ、マンゴーなど】

3)マンガン:敏感なった神経をやわらげ、ストレスやイライラを鎮める
【ショウガ、パイナップル、レンコン、たけのこ、しそ、バジル、きんかんなど】

4)マグネシウム:脳や神経の興奮を鎮め、精神を安定させる。うつ症状を緩和する効果も
【アボカド、ショウガ、枝豆、ソラマメ、バナナ、栗、ごまなど】

5)必須アミノ酸:自律神経を整え、身体を「お休みモード」から「活動モード」へと切り替えてくれる
【バナナ、アーモンド、大豆食品、枝豆、黒酢、卵、プロセスチーズなど】

◆気象病にはスロージュースがオススメ!

 これらの食材を摂取することで、気象病を緩和することが可能に。とはいえ、現実問題、こんなに多くの栄養素を摂るのは難しいもの……。そこでオススメなのが、「スロージュース」。

 ミキサーや高速ジューサーは金属製の刃で食材を切り刻むため、酵素やビタミンなどの栄養素を壊してしまうのですが、スロージューサーは低速回転するスクリューが食材を圧縮しながらつぶすため、栄養素の損失を最小限に抑えてジュースにすることができ、効率的に摂取することが可能なんです。

●気象病対策にオススメな「キウイジンジャーキャロット」

<材料>
ゴールドキウイ(完熟)…2個
ニンジン…1本(約200g)
ショウガ…薄切り1枚分(約2.5g)

<作り方>
1)ゴールドキウイは皮をむいて輪切りに。ニンジンはよく洗い、皮をむかずに小指の太さにカット。ショウガは薄く皮をむき、5mm幅にスライスする。

2)ジュースキャップを閉じ、ドラム内に材料が溜まる状態にしてから、レバーを「Close」にして作動させる。

3)ゴールドキウイ、ニンジン、ショウガの順に入れて搾汁する。

 たったこれだけでできあがり! 管理栄養士・北村絵梨子先生によれば、「ゴールドキウイには、身体のサビを防ぐビタミンEがキウイの約2倍も含まれており、ニンジンには体内でビタミンAに変化するβ-カロテンが豊富に。ショウガにはマンガンやマグネシウムが含まれています」とのこと。まさに前述の栄養素がバランス良く摂取できるレシピというわけです。

◆生活リズムや呼吸法も影響する

 その他、生活リズムを整えることも気象病の緩和には効果的。たとえば、毎日同じ時間に就寝する、目覚めたら太陽の光を浴びる、深夜にはスマホを使用しないなど、こんな些細なことを意識するだけでも体調が整うそう。

 さらに、呼吸法も重要。息を吸うときに交感神経が働き、吐くときに副交感神経が働くそうなので、それを意識した呼吸をすることが大事なんです。腹式呼吸で大きく息を吸い込み、ゆっくり吐き出す。息を吸うときは5秒、吐くときには10秒かけてゆっくりと。これを5〜10回行うことで、自律神経が安定し、気象病を軽減させることができるとか。

 この時期、なんだか体調が優れない……という人は、食生活を見直し、生活リズムを整え、正しい呼吸法を身につけてみてはいかがですか?

<TEXT/五十嵐 大>