<WGC-ブリヂストン招待 3日目◇2日◇ファイヤーストーンカントリークラブ(7,400ヤード・パー70)>
 オハイオ州にあるファイヤーストーンCCで開催されている、世界ゴルフ選手権シリーズ「WGC-ブリヂストン招待」は第3ラウンドが終了。51位タイから出た松山英樹はノーバーディ・3ボギーの“73”とスコアを3つ落としトータル12オーバーでフィニッシュ。今季初のノーバーディ、そして6ラウンド連続でアンダーをマークできず、51位と下位に沈んだまま最終日を迎えることとなった。
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 「いつ良くなるか…教えてください」とホールアウト後に報道陣に問いかけた松山。「いいところもあるけど、それが結果に繋がらなかったり、今日の後半の12番、13番、14番、15番とかは良い感じでフェアウェイにも打てたし、ショートホールではピン真っすぐ飛んでいたけど、それが結果に繋がらないんで、なかなかこう乗っていけないって言うか、気持ちにエンジンがかからないって言うか」、最後まで流れには乗れずこの日も苦しいラウンドになってしまった。
 「うまく行かないことが続きすぎて、マイナス思考に入っている」、ゴルファーにとって一番の“薬”であるバーディも取れず、らしくない位置に。開幕前には手ごたえを感じていただけに、悔しさもひとしおだろう。トップ10を狙うのにも厳しい位置で最終日へ。これから全英オープンなどの大舞台も控えている。「最後まで気持ちを切らさず頑張れたらいいなと思う」、明日は次の試合につなげられるゴルフができることを目指す。
 松村道央はトータル13オーバー52位タイ、塚田陽亮はトータル19オーバーで57位と他の日本勢も揃って下位に。松村はこの日イーブンパーでラウンド。「そこまでめちゃくちゃ良いプレーではなかったけど、しっかり拾えていたのでまあまあですね」と自身のプレーには及第点を与えた。「毎日7オーバーとか打っていたらたぶん自信をなくして帰ってしまうので、一日でもアンダーで回りたい」と明日こそはアンダーを狙う。
 塚田はこの日ウエアが松山と同じ黄色に。「英樹になりきろうと思ったら7番くらいまでしかなれず、ふがいない」、2番ではイーグルを奪取するなど見せ場も作ったが、スコアを3つ落としホールアウト。ラインを読み切れず、グリーン上で苦戦。なかなかチャンスを決めきれずもどかしい展開に。「パットがあと2つ3つ入っていればゴルフになる。明日は決め打ちができればと思います」、明日は悔いなくプレーを終らせることができるか。
【3日目の順位】
1位T:ジェイソン・デイ(-5)
1位T:スコット・ピアシー(-5)
3位:デビッド・リングマース(-4)
4位:ブライアン・スチュアード(-3)
5位T:ダスティン・ジョンソン(-2)
5位T:チャール・シュワーツェル(-2)
5位T:ウィリアム・マクガート(-2)
8位T:ジャスティン・トーマス(-1)
8位T:エミリアーノ・グリジョ(-1)
51位:松山英樹(+12)
52位T:松村道央(+13)他
57位:塚田陽亮(+19)
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