6月29日午後7時30分ごろ、中国有数のネットコミュニティサイト「天涯社区」の副編集長を務める金波氏は帰宅途上の北京地下鉄6号線呼家楼駅で突然倒れた。金氏の同僚によると、彼はここ数年、徹夜の残業が長期間続いていたという。

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6月29日午後7時30分ごろ、中国有数のネットコミュニティサイト「天涯社区」の副編集長を務める金波氏が、帰宅途上の北京地下鉄6号線呼家楼駅で突然倒れた。近くにいた人と救急隊員が救命を試みたが、34歳という若さでこの世を去った。金氏の同僚によると、彼はここ数年、徹夜の残業が長期間続いており、ハードワークをこなしていたという。中国網が伝えた。

この2カ月間で、9人のメディア関係者が次々を病死している。中国のネットユーザーが選ぶ「新十大ハイリスク職業」ランキングには、ネットメディア編集者やメディア記者が次々とランクインしている。そして「半健康」や「過労死」といったキーワードが、メディア関係者の周囲にやたらに目に付くようになり、ますます深刻化する報道関係者の健康問題に、人々は改めて大きな関心を示すようになった。

●大きな仕事のストレスを抱えるメディア関係者 8割以上が「幸福指数は低い」
今年1月、広報通信社の世界最大手PRニュースワイヤー(PRNJ)は、「2016年中国記者の職業生活状況と労働習慣」と題する調査報告を発表した。中国のメディア記者1477人が、PRNJ記者によるオンライン・アンケート調査に回答した。

調査の結果、メディア記者の8割以上が、「過度の残業」「多すぎる接待」「食事と休憩が不規則」な生活を送っていることが分かった。「締め切りが定められたオリジナルのコンテンツを1件仕上げるためには、資料収集や下調べなどの準備に2時間から5時間を要するため、時間がどうしても足りなくなる」と答えた人は65.7%に達した。

メディア記者のうち、約37%は、一日の労働時間が11時間を上回っており、約80%が「残業は常態となっている」と答えた。「あなたは幸せですか?」との問いに対して、「はい」と答えた人は18%にとどまった。

●専門家は休息のリズムを作り、随時ストレス解消が必要とアドバイス
北京地壇病院の蒋栄猛医師は「メディア関係者は、労働サイクルが昼夜逆転するケースが多く、ストレスが大きすぎるのも常態となっている。また、彼らはおしなべて、自身の健康問題を軽視しており、身体を鍛え、体調を整える習慣も身についていない」と指摘した。

また、同医師は、メディア関係者に対して、次のようにアドバイスしている。まず「健康的なライフスタイルを習慣化しなければならない。日常生活における活動と休息のリズムを作り、それを維持し、合理的な食習慣を身につけ、たばこやお酒はなるべく控え、適度な運動と心理的なバランスを保ち、定期的な健康診断は必ず受けるように心がけるべきだ」とそのライフスタイルの注意点を挙げたほか、「仕事や生活の中で、できるだけ様々な場所で家族や友人、同僚と交流し、心理的なストレスを解放すること。ポジティブな気持ちを保ち、いつも前向きで健康的な心を維持するよう心がける。心理面で深刻な問題が生じた時には、ただちに診療内科専門医を受診すると良い」とした。(提供/人民網日本語版・編集KM)