Doctors Me(ドクターズミー)- 真田幸村も愛用した甲冑「赤備え」。赤に秘められた意味を色彩心理学から分析!

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色は、私たちの心や身体に深く影響します。その関係を調べる学問を「色彩心理学」と呼んでいます。色は私たちの肉体や精神にどのような影響を与えるのでしょうか?

今回は、色が与える、心身への影響について、医師に詳しい話を聞いてみました。

赤を好む人は、どのような傾向がありますか。

赤を好む人は「行動力があるが、感情の起伏が強く、情緒不安定になりやすい」といわれています。

赤く塗った部屋に入ると、実際よりも時間が短く感じられ、気分が興奮した状態になります。飲食店の内層に赤が多く用いられるのは、食欲を増進し、店の回転を上げるためといわれています。

理由として、赤は火や血液の色であり、危機的状況において見られる色であることから、古代から「危険信号」として、人間の心理に刻み込まれてきたためだと思われます。

赤は、心身に悪い影響を与える色ですか?

赤は、心身に対し、以下のような影響を与えるといわれています。

1.体感温度の上昇
赤色の部屋は、青色の部屋にいる場合よりも、体感温度が高くなるという実験結果が報告されています。

2.威圧感を与える
赤は「膨張色」といわれ、武器や衣装に使用して敵に威圧感を与えようとした例があります。

3.購買意欲を上げる
赤は「購買色」と呼ばれ、商品やパッケージに使うと、売り上げが上がるといわれています。値札やバーゲンセールのチラシには、赤が多く用いられます。

上述から赤の悪い影響として、「落ち着かない、暑苦しい印象」を与え、不要なものも購入させてしまう効果があるといえます。

赤以外で、心身に影響を与える色はありますか?

1.青
気持ちを静め集中力を高める「沈静色」で、食欲を落ち着かせる効果もあります。青い服は涼しさを感じさせます。

また、青は信頼性を感じさせ、クリーンな印象を与えます。企業のロゴに青が用いられることが多いのはこのためと思われます。

2.緑や茶色など自然の色
リラックスするよう促し、くつろいだ気分にさせてくれます。カフェのロゴや内装には、緑や茶色が多用されます。

日常に取り入れられる、色の有効活用法を教えてください。

1.マーケティング
色彩心理学はマーケティングにも用いられ、効果を上げています。

2.風水
科学的根拠は乏しいですが、古代中国の思想である「風水」でも色は重視されています。長年の歴史の中で心身にさまざまな効果を与えると、経験的に理解されています。
有効活用できる例として、以下が挙げられます。

・自宅が何となく落ち着かない、くつろげない場合は、赤いものが目に付くところにないかを確認する。

・紫も安眠を助ける色といわれており、寝具の色にも取り入れてみる。

・オフィスで仕事の効率を上げたければ、デスクトップの背景画像を青色にしてみたり、青い文房具を使ってみる。

最後に医師からアドバイス

私たちのまわりには、色があふれています。何気なく目に入ってくる色が、気分や体調まで左右することもあります。

それぞれの色の特徴を把握し、場面に応じてうまく利用することで、効果を得ることができるとよいでしょう。

(監修:Doctors Me 医師)