梅雨の時季は高い湿度と、スッキリしない空模様のせいでなんだか気分まで沈みがち……という人も多いのではないでしょうか。
とはいえ、仕事や家事はまってくれません。この時季みなさんは、どんな方法でリフレッシュしていますか?
仕事や家事を効率よくこなしている人は、昼食を兼ねたプチ休憩を取ったり、上手に気分転換をして、集中力や効率を高めているようです。
今回は、仕事中や家事の合間にできる、カンタン・リフレッシュ法をまとめてみました。

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同じ姿勢の時間が長いと、当然ながら首や肩は凝りやすくなります


成人の頭の重さは、体重の約10%

立っている時も座っているときも首、肩は重い頭を支えていますが、人間の頭の重さは体重の約10%と言われています。例えば、体重が50kgの女性なら約5kg。結構な重さですよね。
そして、体が真っすぐ(正しい姿勢)の状態は、耳・肩・股関節を結ぶ線が一直線状になった時なのですが、
■ 耳が前に出る  ■肩が後ろに下がる
■ 腰が反り、お腹が前に出る  ■骨盤が前に出る
こうした猫背の姿勢やバランスの悪い姿勢では、重心をうまく保つことができなくばかりでなく、カラダの均衡(バランス)が悪いことで、常に首や肩、足腰に緊張が強いられることになり、首の痛み、肩こり、腰痛などの原因になります。
先ほどと同じく50kgの人で例えると、耳と肩が一直線に並んだ真っすぐな状態であれば、首にかかる負担は純粋に5kgです。
でも、頭を下に傾ける角度が15度になると12kg、30度で18kg、45度で22kg、60度で27kgと……といった具合に、姿勢次第で驚くような負担がかかっていることがわかります。
首や肩が慢性的に凝っている……という人は、耳・肩・股関節を結ぶ線が一直線状になっていますか? 自分の姿勢を鏡で確認してみてくださいね。

胸鎖乳突筋をほぐす(画像A)


頭を支える筋肉、胸鎖乳突筋をほぐす

パソコンやスマートフォンの使用時間が、一日の大半を占める人が急激に増加した現代。
頭を傾けた姿勢の状態で過ごすことが多く、首の凝りからくる体の様々な不調に悩まされている人が急激に増えてきています。
首には、脳から全身に指令を出す重要な神経や、脳に酸素や栄養を送る太い血管が集中しています。
首の凝りにより、その重要な神経や太い血管が圧迫されて、疲労感やストレス、めまい、不眠、頭痛、眼精疲労などの不調の原因になってしまいます。
そして、頭を支えている首の筋肉の中で、最も重要な筋肉が「胸鎖乳突筋」(画像参照)です。
この胸鎖骨乳突筋は、スマートフォンをいじっている時やパソコンに向かっている時、さらには本を読んでいる時など、頭や目線を下に向ける時に使われる筋肉で、耳の後ろから鎖骨まで繋がっています。
この部分を触ると痛い、慢性的に重だるい……という人は、まず「胸鎖乳突筋」をほぐすことが首凝り解消に効果的です。

ほぐした部分を30秒間伸ばす(画像B)

その方法は以下の通り……
● 頭を右に傾けて、右側の胸鎖乳突筋をつまむように30秒間ほぐす。左右交互に(画像A)
● ほぐした側に鎖の下に手を置いて、ほぐした部分を30秒間伸ばす。左右交互に(画像B)
● 強すぎない程度に、脇の下もしっかりほぐす(画像C)
オフィスのデスクや、リビングの椅子に座ったまま簡単に実践できますので、ぜひトライしてみてくださいね。

脇の下もしっかりほぐす(画像C)


脳の血行が活性化される二つのツボ

肩こり、頭痛、目の疲れに効果を発揮する「風池(ふうち)」というツボがあります。
風池は、耳の後ろ側に出ている骨から2〜3cm首側、後頭部の首の付け根、後頭骨の下のくぼみから2〜3cm耳側、髪の生え際よりも少しだけ上のところにあります。
頭痛に効く有名なツボがもうひとつ。「百会(ひゃくえ)」というツボがあります。百会は両耳と頭のてっぺんの交わる点です。
この二つはツボを交互に押すと、脳の血行が活性化され、眠気の解消に効果的と言われています。
「仕事上手は休憩上手という言葉」があるように、体と脳をリフレッシュさせて、目の前のことに新たな気持ちで取り組むことで、成果を出せるのかもしれません。
運転前や会議前など眠ってはいけない大事な場面に臨む際には、「風池(ふうち)」「百会(ひゃくえ)」の刺激を、ぜひお役立てください!

胸鎖乳突筋