中国メディアの今日頭条はこのほど、日本人と中国人はどちらも贅沢品を買うが、その動機はまったく違うものだと論じる記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 中国メディアの今日頭条はこのほど、日本人と中国人はどちらも贅沢品を買うが、その動機はまったく違うものだと論じる記事を掲載した。

 記事は贅沢品を買う中国人の動機は「見せびらかす」ことにあると指摘。「中国では贅沢品のブランド価値が重視され、商品そのものの実質的な価値は重視されない」と説明。贅沢品を購入する中国人消費者は「贅沢品によって自分の経済力と社会的地位を証明し、また他の人と競い合う」と指摘した。

 一方の日本人の場合は「必要に迫られて」贅沢品を買うと説明。この必要性の理由として「日本の生活は非常忙しいため、多くの人は自分を慰めるために贅沢品を買うのだ」と説明。さらに「日本はブランド志向の強い国であるため、もしサラリーマンがブランド品を持たないなら職場での競争力を失ってしまう」とも主張、この点をさらに強調し、日本では友人に対する必要性よりブランド品の必要性がはるかに高いと論じた。

 日本人のなかにも見せびらかすために贅沢品を買う人はいるかもしれないが、一般的に言って、中国人の場合この気持ちは日本人に比べてかなり強いようだ。記事は一枚の風刺画を掲載しており、ある女性がカップラーメンをすすりながら20万元(約320万円)するバッグをぶら下げている様子が描かれている。

 中国では自分の資力を超えた車や携帯電話を買う、また友人の結婚式にご祝儀を出す際も、友人に対してメンツを立てるために自分の資力を超えたお金を包むということもある。現在の中国には物や経済力によってメンツを立てようとする強い傾向があるためだ。

 日本では「ミニマリスト」としての生活を愛する人が増えているという。モノをできるだけ持たないことによって、モノの価値に左右されない本当の自分らしさを確立する生活スタイルのことだが、いつか中国にモノが溢れるようになったとき、中国人にもこの生活スタイルを好む人々がきっとあらわれるに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)