ロボットとバンドを組むなど、常に未体験音楽をわれわれに聴かせてくれるスクエアプッシャーことトム・ジェンキンソン。彼が本日発表した新作のタイトルは「MIDI sans Frontières(国境なきMIDI音源)」。イギリスのEU離脱問題への怒りを表現したプロジェクトだという。

スクエアプッシャー(Squarepusher)が新曲「MIDI sans Frontières(国境なきMIDI音源)」を発表した。彼の公式サイトから、WAVの音声ファイル、楽譜、MIDI音源、STEM(ひとつのファイルに4つのトラックを格納する新しいファイル形式)でダウンロードが可能だ。

「「国境なきMIDI音源」をアップロードせよ:イギリスのEU離脱問題にスクエアプッシャーは怒っている」の写真・リンク付きの記事はこちら

イギリスのEU離脱問題のなかでこの曲を書き上げたというスクエアプッシャーは、すべてのサウンドクリエイターにコラボレーションを呼びかけ、繋がりを再確認するために同じタイトルの楽曲をアップロードを呼びかけている。

下記にスクエアプッシャーことトム・ジェンキンソンの声明をお送りする。彼の意見に賛同する人は、楽曲を作成・アップロードしてみてはどうだろう。

UKのEU離脱の是非を問う国民投票は、最悪の結果になった。社会における様々な意見の相違を増幅させ、さらには排外主義を再び正当かつ許容できるものとして定着させてしまった。グローバル化する極右の復興という状況の中でこれを目撃し、この現実を受け入れられない者たちは、自分たちの考えを伝え、行動を起こすことが不可欠だと強く思っている。

これは国民投票が取り沙汰される中で書いた楽曲で、インターナショナリストの精神を持つすべてのサウンド・クリエーターたちが、音楽の種類や活動拠点、バックグラウンド、世代を問わず、コラボレートするための土台として作ったものだ。進歩主義の政治的行動の代わりというつもりはないが、それを補うものとして考えている。我々の間に存在する脆弱な関係性を脅かす偏見に対抗して俺はこれを提示する。これが、この不穏な状況において、我々の繋がりを再確認するきっかけになることを望む。

完成した楽曲と一緒に、インストを構成する音源パーツ、スコア、そして一音一音の情報を示すMIDIファイルをここに用意した。パーツをダウンロードして、好きなように使ってほしい。シンプルなリミックスでも構わないし、原曲を認識できないくらいに作り直すのもいい。楽器編成、キー、音の順序、音そのものを自由に変えてほしい。唯一のルールは、“このサイトに制作した楽曲を載せるためには、必ずタイトルを「Midi Sans Frontières」とすること”。他のタイトルをつけるのも問題ないが、その場合は、このサイトに表示されない。

作った楽曲をここで披露したい場合は、オフィシャル・サイトに音源をアップロードしてほしい。