【全文その2】手倉森監督、U-23日本代表メンバー発表会見。緊張の場でもギャグ連発!

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8月に行われるリオ五輪に向け、U-23日本代表メンバーを発表した手倉森誠監督。

会見は日本サッカー協会のYoutube公式チャンネルで生中継されたのだが、今回はその代表メンバー発表会見の全文その2をお届けしよう。

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※できる限り話し口調のまま掲載

―1月の最終予選の時はメンバーをターンオーバーで大会を乗り切りましたけど、今回もそのようなお考えはありますでしょうか?

手倉森「全部が全部は変えられないですね。

だけど戦いながら全員で戦い抜くという覚悟がなくてはいけない時に、そこに立ってますけど早川コンディショニングコーチと選手のコンディションを見極めて、しっかりと体力の分散をしながら皆で戦い抜きたいな、と。

間違いなく全員ピッチに立ちますよ。そういう考えはこの大会でもあります」

―背番号が発表されていないんですが、何か狙いがあるとかどこかで発表したいとかもしあれば教えて下さい。

手倉森「背番号も話題になってましたからね、南アフリカ戦で。

ここで背番号まで発表したら次のネタが皆さんなくなるんじゃないかな、と。今日は背番号は伏せておきました(笑)。後日発表します」

―本大会は過密日程になるなかで、オーバーエイジは基本的に軸になって他の選手というふうになるのか、それともオーバーエイジは固定せずある程度競争していくのか、そのへん教えてください。

手倉森「本当にコンディションを見極めなければいけないと思っています。

このオーバーエイジの選手たち、もちろん23歳以下の選手たちも、Jリーグで試合を重ねた先にリオに乗り込む。その時のコンディションによりますよね。

もちろんオーバーエイジというルールを採用して彼らに来てもらったわけですから、彼らの軸という意識、あと責任感というのは十分感じてもらわなければいけない。

ただ、やっぱりコンディションありきだなと思いますから。そこをしっかりチームスタッフで話をして選手ともコミュニケーションを取りながら。

彼らが出続けるというよりも、チームが勝つことが重要だということをみんなで理解し合っててやっていければなと思っています」

―先ほど『託す選手』という言葉を使われましたけども、入らなかった選手ももちろんこの先未来がいっぱいあると思うんですが、このリオを目指して激しいサバイバルを戦った経験というのは彼らにどのように活きるとお考えですか?

手倉森「今まで、ただ呼んでただ評価して選手たちを出し入れしたわけじゃない、と。

手倉森ジャパンはものすごくコミュニケーションを取ってきました。実力でもメンバーに絡まなかった選手たちが、今こうやって今本大会を前にして試合に絡めるようになってきてる。

選ばれなかった選手たちも、もうすでに試合に出てる選手もいます。それはこのチームを結成してから『この世代が日本のサッカーの発展に関わらなければいけないんだ』というものを本当に意識してやってくれているからだなと思っていますから。

彼らはその思いを絶対に切らすことはない。逆に集まった時の彼らのまとまりというのは、『あいつが頑張っているんだからオレもやらなきゃ』と、絶対そう思ってくれる世代だと思ってますから。

今回選ばれた選手たちは、将来に対して全てじゃない。外れた中にもその可能性はたくさんある。

託す側になった人は間違いなく悔しさを糧にしなきゃいけないということですから。そうなってくれることを期待します」

―さきほど『押し込まれる展開を想定して後ろを厚めに』というお話でしたけど、それ以外に対戦相手の特徴を考えたメンバーなのか、もしそうであれば言える範囲でどういう選考の理由だったのかというのと、主将は遠藤選手のままで宜しいですかという確認をさせてください。

手倉森「もちろん対戦国を見据えてのメンバー選考にもなりましたし、対戦国の環境も見据えたメンバー選考になったし。

ナイジェリアだからこのメンバー、コロンビアだからこのメンバー、スウェーデンだから…というのに対して、どこにも準備しうるメンバー、個性じゃないかなと。トータルに考えて決めました。これは事前にマナウスに行ってこれたのが大きかったなと思いますし。

キャプテンは遠藤のまんまでいきます。遠藤のままでリオへ渡ります(航とかけている)」

―『選手のコンディションを見極めながら』というところでしたけども、岩波選手の今のコンディションの状態、監督はどのように認識されていますでしょうか?

手倉森「毎週、協会スタッフが情報を取りながら実際に足を運んで彼のトレーニングをしっかり見て、僕自身もその映像を常に見させてもらっていました。

思った以上に回復が早くて、彼は来週から完全合流すると。ともすれば9日の試合に間に合うという状況まできてるという情報をもらってます。

このチームに絡み続けてきた彼。間違いなくコンディションをそこに持ってこれるだろうなというところをオレの中で確信しました。

あと、南アフリカ戦の時にサポーター席で日の丸に“岩波!”って書いてたのがやけに目立ってたなっていうね(笑)

以上です」

―大会の具体的な目標は何でしょうか?

手倉森「今日の映像で、『僕の目標は15連勝してメダルを獲る』というのがあったと思います。

一次予選の3連勝と、最終予選の6連勝で今9つ積み重ねてますけども、あと6個勝てば15個でそうなれば金メダルだ、と。

最低でもメダルを取りたい時に金メダルを目指さなければどうにも引っかからない、どうにもこうにもなくなるっていうね。

だからこそメダルを目指して、一番上のメダルを目指してやりたいなと思います」

―メンバーなんですけど、中村選手とオーバーエイジを除くとほぼ予選を戦ってきた選手です。まとまりを重視されたと言ってましたけど、最終予選が終わってから新しい選手を新たに加えるというよりも、やはりこれまでのまとまりを重視したっていう捉え方で宜しいんでしょうか?

手倉森「まるで昨日のミーティングを盗み聞きしていたような質問(笑)

本当にいろんなことを考えました。新しいメンバーも実際トゥーロンでも試して清水のキャンプにも呼んで。

可能性を探り続けてそのなかで選手たちの評価をスタッフでしてきた時に、そういう話もやっぱり出ました。『結局最終予選のメンバーだよね』っていうのは、話してるうちに最後そういうセリフが出たくらい、あとから気づいた話でしたよね。

良いところに気付きました(笑)」

―韓国代表はオーバーエイジ3人海外組です。本気で金メダルを獲りにいくと宣言しているブラジル代表も37歳のGKが入りました。今日メンバーを見て一番痛感しているのは、もちろんこれからでしょうけど、世界の修羅場をくぐっている選手がほとんどいないと思いました。これからどうやって経験のない選手たちにムチをいれていくのか。それを具体的に知りたいです。

手倉森「日本の国として修羅場をそう簡単にくぐれるのかっていうね。

だからこそ修羅場を与えなければいけない選手はまだまだいると思っています。

僕は日本のサッカーのこれからというところでの勝負はロシアワールドカップにくるだろうな、と。そこに対してこの若い世代とこの3人がそれに可能性を持ってほしい。是非、リオ五輪を修羅場にしてほしいなという考えでこのメンバー構成をしましたから。

僕は修羅場を経験していないということはこのメンバーを見て一切考えていなくて、是非修羅場を通らしたいなという思いの方が強かったので。

この大会を経験したメンバーが間違いなくロシアへその修羅場を運んでくれるだろうなと思います」