ポッキーの「食音」でメロディーを奏でる女性モデル

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チョコレート菓子「ポッキー」と「アーモンドピーク」を販売する江崎グリコは、バーチャル・シンガー「初音ミク」を生んだクリプトン・フューチャー・メディア(札幌市中央区)とコラボレーションして、「冷やして鳴らそう♪お菓子のいい音(ね)」キャンペーンを2016年5月31日から実施している。

ポッキーをかじるときに 発生する"ポキッ"という「食音(しょくおん)」、それをメロディー(音階)として奏でて、その様子を収録した動画をツイッターに投稿しよう――という企画だ。撮影機材は普段使っているスマホで構わない。個性的な動画は東京・渋谷のスクランブル交差点の「グリコビジョン」に流れる。採用者に事前連絡が届く仕組みも用意されるという。このほか投稿者の中から抽選でオリジナルスピーカーバッグやタンブラーが当たるプレゼント企画もある。

"ポッキーの食音"で「ちょうちょ(蝶々)の歌」を奏でる女、登場

「食音に音階なんてあるの?」と普通の人は思うだろう。ところが...、16年7月1日に東京都内で行われた記者会見で、江崎グリコとクリプトン・フューチャー・メディアは驚きの測定結果を明らかにした。

今回のキャンペーン実施にあたり開発した"グリコポッキー音響測定器"で測定したところ、「ポッキーの温度=硬さの状態」と「口の開き方」によって、音の量と周波数に変化が見られたという。ポッキーを冷蔵庫で冷やすことによって、常温時よりも音が大きく、周波数も高くなることが確かめられた。両社はこれを"冷やすと1.5倍いい音"と表現している。

会見の席で、江崎グリコ・チョコレートマーケティング部の昆洋行さんとクリプトン・フューチャー・メディアCGMチームの宇惠野亜純さんによる実演が披露された。演奏曲は「ドレミファソラシド♪」と「ちょうちょ(蝶々)の歌」。事前に曲名が明かされているせいもあるだろうが――耳をすまして聴くと、確かにメロディーになっている! とくに宇惠野さんの演奏は秀逸だった。

食音演奏をいろんな人に試してもらおうと江崎グリコは、ポッキーのパッケージ表面に「冷やすと1.5倍いい音」と大きな文字でうたい、裏面には練習曲の楽譜と演奏のコツを掲載している。またチャンレンジした人に対しては、「ツイッターにハッシュタグ#『お菓子のいい音』を付けて動画を投稿してください――」と呼びかける。

投稿キャンペーンはすでにスタートしており、ツイッター動画はお菓子好きの親子や女子高生を中心に話題になっている。ポッキー演奏をきっかけに、放課後にみんなで集まって動画を作成するといった、コミュニケーション促進効果も生まれているという。同社は「初音ミクがポッキーの音を鳴らす」という動画もアップしており、その再生回数は20万回を超えた。

16年5月31日に発売された「ポッキー<クリスタルソルティ>」は、食音演奏のために開発されたといっても過言ではない商品だ。チョコの量が通常より10%も多く、冷やして食べると軽快な音が楽しめる。しかもキラキラした塩がミルクチョコにトッピングされているので、シャリシャリした食感も味わえる。

初音ミクファンなら「アーモンドピーク」のARカードをコンプすべし!

「アーモンドピーク」の購入者は、初音ミクのコンテンツを楽しめる。同商品には「夏の音ARカード」(全7種)が同梱されている。そのカードを無料のスマホARアプリ「COCOAR2」で読み込むと、夏を感じさせる音――海、氷、花火をテーマとした、ボーカロイドのオリジナルソングが聴ける。カードそのものにも仕掛けがあって、冷蔵庫などで冷やすと絵柄が変わる。

初音ミクの人気は絶大だ。江崎グリコの昆さんによると、キャンペーン開始から「アーモンドピーク」の売り上げは伸長しており、6月13〜20日の週は前年比120%を超えたという。