ところで歯磨きは1日にいつ何回行うべきなのか?

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子どものころ、歯磨きが嫌いだったという人も少なくないと思います。わが子に歯磨き習慣を身につけさせるために悪戦苦闘しているといった人も居るかもしれません。ただ、この歯磨き、一体1日に何回行うのが正しいのでしょうか?

「朝と夜でしょ?」「朝昼夜と、1日3回してる」などといろいろな声があると思いますが、なんとなく親に教わったままの感じで毎日行っていますよね。

そこで今回は米国歯科医師会や富山県にある渡辺歯科医院の院長を務める渡辺智良先生の情報を基に、正しい歯磨きの1日の回数を紹介します。

 

■歯ブラシ+歯磨き剤で2回、歯間ブラシやフロスで1回が最低ライン

1日に何回歯磨きをするべきなのか? そのヒントとなる情報が米国歯科医師会のホームページに公開されています。

歯磨きの理想的な回数はズバリ、

(1)歯ブラシを使った歯磨きは、1日に2回

(2)それに加えて、歯間ブラシやフロスなどを使った歯と歯の間の掃除を1日に1回

日本人は歯間ブラシやフロスの使用率が諸外国と比べて極めて低いと幾つもの調査で分かっていますが、歯間掃除も1回は欠かさず行うべきなのですね。

ちなみにこの米国歯科医師会の見解について、富山県で渡辺歯科医院の院長を務める渡辺智良先生にたずねてみると、「“最低限行うべき回数”という意味では正しいと思います」と、限定的な形で賛同を得られました。

ただ、「アメリカは水道水のフッ素含有量が多いので、うがいをするほど虫歯予防になります。歯磨きの回数が少なくても、水道水で予防ができます。しかし日本の場合は水道水のフッ素含有量が少なく、虫歯予防効果もありません」とのコメントも。

「日本では、歯磨き剤のフッ素に期待するしかありません。その意味で、歯ブラシの回数はアメリカより多くていいのではないかと思います」とも教えてくれました。

それを踏まえて、「理想的なブラッシングの時期は夜、朝、昼の3回ですね。歯周病学的に、歯周病がほとんど歯間から始まる点を考えても、歯間掃除もブラッシングと同じく3回が理想です」とのことです。

 

■歯磨きが3回できない場合は“昼”を省略する

ただ、どうしても歯磨きができないタイミングってありますよね? 疲れて寝落ちしたくなる夜や、家事に子どもの送迎にと追われて自分の歯磨きすらできない朝など……。

理想的には1日3回なのでしょうが、優先順位をつけるとしたらどうなのでしょうか? 渡辺先生に聞いてみると、

「夜、朝、昼の順番で大切です。どうしても省略しなければいけない場合は、昼を省略です」

と教えてくれました。

口の中の細菌は、夜の唾液が少ないうちに一気に増えるのだとか。寝る前の歯磨きは夜間の増殖をいかに少なくできるか、その鍵を握っていると言います。その意味で夜が最も重要なのですね。

また、寝起きの朝は最も口の中に細菌が多い状態。やはりこのときにも歯磨きで菌を撃退すべきだと言います。もちろん、それらのタイミングで、歯間掃除も忘れずに行いたいですね。

 

以上、正しい歯磨きの回数を紹介しましたが、いかがでしたか?

ちなみに過去記事「1本では駄目!虫歯知らずの人が“3本のブラシ”を使う理由」では、上述の渡辺智良先生に、普段の歯磨きで用意すべきブラシの種類や使い方を教えてもらっています。

特に歯間ブラシ、フロスなどを使った経験のない人は併せて参考にしてみてくださいね。

(ライター 坂本正敬)

 

【取材協力】

※ 渡辺智良・・・歯科医。歯学博士。日本歯周病学会歯周病専門医、日本補綴歯科学会専門医。現在は富山県小矢部市にある渡辺歯科医院で一般歯科、歯周病専門治療、インプラント、予防歯科、小児歯科、義歯(入れ歯)を担当。

 

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【参考】

※ Learn More About Toothbrushes - American Dental Association

 

【画像】

※ Alliance / Shutterstock