英国のEU離脱による株価下落をチャンスに変えろ! 最新業績予想を反映した理論株価から 本当に割安で今が買いの25銘柄を発表!

ダイヤモンド・ザイでは、3カ月に1度、全上場銘柄の理論株価を誌上で公表している。理論株価と株価を比べることで割安度や割高度が一目でわかるため、読者の人気も高い。今発売中のダイヤモンド・ザイ8月号には、最新の全上場3620銘柄の新しい理論株価が掲載されている。今回は3月決算企業の2016年度の最初の今期予想を反映しており、1年で最も注目すべき号だ。気になる結果だが、3月決算企業の77%が理論株価に対して割安に。しかも、1000以上の銘柄が前回より割安度がアップしている。時価総額が1兆円以上の大型株でも、JXホールディングスやJR東日本、東京海上などの割安度がアップしており、要注目だ。

創薬ベンチャーのそーせいグループは
株価急騰も理論株価で見ればまだ割安

 株は割安な時に買って値上がりしたら売るのが基本。ただ、その割安の判断が難しい。そこで役に立つのが、ダイヤモンド・ザイが3カ月ごとに発表している理論株価だ。現在の株価が理論株価より安ければ割安、現在の株価が理論株価より高ければ割高で、非常にカンタンに割安な株を発見する目安となる。

 今発売中の2016年8月号では、全上場3620銘柄の最新理論株価を掲載している。このうち3月決算の株は2440銘柄で、前回(2016年5月号)よりも998銘柄が割安度がアップ。割安度が30%以上も拡大したのは下記の15銘柄だ。

◆前回より割安度が30ポイント以上上昇した15銘柄
(前回からの上昇幅が大きい順)
銘柄名(コード) 株価(6/3) 理論株価 割安度 前回の
割安度からの
上昇幅
最新株価
日本商業開発(3252) 1726円 5783円 70%割安 69ポイント
いちごGHD(2337) 461円 1447円 68%割安 59ポイント
スカパーJSATHD(9412) 526円 3074円 83%割安 53ポイント
川本産業(3604) 234円 534円 56%割安 52ポイント
キャリアリンク(6070) 852円 2133円 60%割安 51ポイント
日本ケミコン(6997) 149円 446円 67%割安 44ポイント
三井金属鉱業(5706) 185円 351円 47%割安 44ポイント
エンカレッジ・テクノ
(3682)
1864円 4931円 62%割安 43ポイント
そーせいグループ(4565) 2万1060円 3万9559円 47%割安 39ポイント
ミツミ電機(6767) 495円 842円 41%割安 39ポイント
JXHD(5020) 424.6円 975円 56%割安 37ポイント
富士石油(5017) 382円 1103円 65%割安 35ポイント
エスポア(3260) 379円 829円 54%割安 35ポイント
カーチスHD(7602) 311円 494円 37%割安 33ポイント
田淵電機(6624) 411円 1254円 67%割安 32ポイント
ケーズHD(8282) 1810円 4461円 59%割安 32ポイント

 割安度が69%もアップした日本商業開発(3252)は大阪に本社がある不動産会社。通常の不動産企業は、購入した土地の上に商業施設などを自腹で建設して長期的な収益を確保しようとするが、同社は、商業テナントなどの出店意思を確認してから土地を購入し、建物の着工やオープン後にその土地を売却して利益を確定させるという、不動産業としては極めて短期的なビジネスを展開している。今期は49%増収を計画、理論株価の構成要素である成長価値を大幅に高めている(理論株価の計算方法は後述)。

 2位は、同じく不動産業のいちごグループホールディングス(2337)。3位はスカパーJSATホールディングス(9412)。それぞれ今期は152%増収、36%増収を計画、日本商業開発と同様に成長価値を高めている。話題の創薬ベンチャー、そーせいグループ(4565)も、今期は前期比2.5倍増収、黒字転換を見込み、割安度を大きくアップさせている。

日本航空、JR東海、ANA、
東京ガスなどの大型株の割安度も拡大!

 時価総額が1兆円以上の超大型株となると、さすがに中小型株ほどの急成長は望めないため、割安度の拡大幅は小さい。それでも、下記の10銘柄は前回より5%以上割安になっている。

◆時価総額1兆円以上で割安度が5%以上上昇した10銘柄
(前回からの上昇幅が大きい順)
銘柄名(コード) 株価(6/3) 理論株価 今回の割安度 前回の
割安度からの
上昇幅
最新株価
JXHD(5020) 424.6円 975円 56%割安 37ポイント
日本航空(9201) 3630円 6706円 46%割安 13ポイント
東海旅客鉄道(9022) 1万8970円 2万5449円 25%割安 10ポイント
東京海上HD(8766) 3699円 6872円 46%割安 9ポイント
東京ガス(9531) 418.6円 511円 18%割安 7ポイント
ANAHD(9202) 308.4円 415円 26%割安 7ポイント
住友商事(8053) 1073円 2548円 58%割安 7ポイント
田辺三菱製薬(4508) 1800円 2119円 15%割安 6ポイント
中部電力(9502) 1437.5円 2743円 48%割安 6ポイント
野村HD(8604) 454.2円 947円 52%割安 5ポイント

 1位となったJXホールディングス(5020)は上記の割安度が30%以上アップした15銘柄の中でも登場。前期は原油価格が想定以上に下落して20%減収、営業赤字。今期は電力事業などの拡大で増収と黒字回復を予想している。資産価値的にも割安だ。

 2位の日本航空(9201)は、JXホールディングスとは逆に原油価格の下落が貢献したことで前期は17%最終増益。今期も10%最終増益を計画している。3位の東海旅客鉄道(9022)は1株当たり株主資本が14%増加したことや、今期の8%最終増益予想が評価された形だ。

 最後になったが、理論株価の算出方法を紹介しよう。理論株価はその株の成長価値(予想1株益に将来の想定成長率を掛けて算出)と利益価値(予想1株益に将来利益の織り込み年数を掛けて算出)、そして資産価値(直近の1株純資産)を合計したもの。つまり、業績と財務のデータから算出している。

 ところで、6月21日発売のダイヤモンド・ザイ8月号には、出揃った3月決算企業の最新の会社予想を徹底分析して買いの株を探した「鉄板お宝株のランキング&賢い買い方」と3カ月に一度の人気企画「人気株500の激辛診断」が載っている。

 その他、以下の記事なども掲載している。
◆「プロ70人のこの先1年間の日本株の高値&安値」
◆「上場全3620銘柄の最新理論株価」
◆「別冊付録・桐谷さんも挑戦!スマホ&アプリで株で勝つ」

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