中国メディアの龍訊財経はこのほど、日本と中国はどちらも相手に対して劣等感と尊大さの入り混じった複雑な感情を抱いていると主張する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディアの龍訊財経はこのほど、日本と中国はどちらも相手に対して劣等感と尊大さの入り混じった複雑な感情を抱いていると主張する記事を掲載した。

 記事は中国が日本に対して示す尊大さの事例の1つとして、「小日本」という蔑称を紹介。この蔑称は日本に対する一種の潜在的な軽蔑を示すものだと指摘。一方で中国が日本に対して抱く劣等感についても紹介。例えば日本の電化製品、現代化が進んだ社会、海外で名高い日本人のマナーの良さなどに対しては「敬服せざるを得ない」という見方を示した。

 また記事は日本が中国に対して示す尊大さは、19世紀末の日清戦争の後に生じたと説明。「かつて日本の軍国主義は中国を腐敗、没落、未来のない国として宣伝した」と主張する一方、日本が中国に対して抱く劣等感は、日本文化の源が中国文化にあるという「先天的な依存」に起因するものだと主張。また、近年中国経済が著しく成長し、日本経済を国内総生産(GDP)で上回ったことも、日本の中国に対する劣等感につながっていると論じた。

 中国では小学校低学年の子どもが「小日本人」という言葉を使って日本人に呼びかけたという事例がある。もちろん小さな子どもがこの蔑称の意味を本当に理解しているとは言えないが、それでもこの蔑称が中国に広く浸透していることを示す事例だと言えるだろう。もちろん良識ある大人の中国人が直接日本人にこの蔑称を使って呼びかけるということはない。

 間違いなく言えることとして、ある民族が別の民族を蔑視するという態度は何も良いもの生み出さないばかりかかえって最悪の事態を生じさせる危険がある。第二次大戦時のナチスの行動、またフツ族とツチ族の間に生じた悲惨な出来事が、そのことを十分すぎるほど証明している。われわれはこうした歴史から学んで同じ過ちを繰り返さないようにすべきであろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)