本格的な夏の到来を間近に控え、気温も湿度も徐々に上がりつつある日本列島。じっとりとした空気や体のだるさに加え、多くの人を苦しめ恐怖のどん底に追いやるのがゴキブリだ。その苦悩は南国の台湾でも同じ・・・、いやむしろもっと巨大なヤツがウロウロしているのだ。

 その名前を口にすることさえ忌み嫌われ、しばしば「G」と称されるヤツらの撃退方法には、台湾の市民も頭を悩ませているようである。台湾メディア・東森新聞雲は6月26日、「超スゴイ! 絶対に手を汚さない日本のゴキブリ完全死亡マニュアル」とする記事を掲載し、日本のネットユーザーがスマートにゴキブリを撃退する方法を編み出したことを伝えた。

 記事が紹介したのは速く、しかも確実に「G」を仕留められることをテーマとした撃退法だ。床や壁に止まっているターゲットに、あらかじめ底を切り取ったペットボトルを被せる。そして、飲み口から殺虫スプレーを速やかに噴射して、中のターゲットを絶命させるのである。記事は、このやり方が低コストであるうえ、薬剤も拡散せず、逃亡に成功してゴキブリに耐薬性がつく可能性も防ぐことができると説明。一方、底を切り取る際には切り口が平らになるように気をつけ、脱走を防がなければならないとしている。

 黒光りしたボディに長い触覚、そして足に生えた細かい毛。カサカサという不快な音を立てて移動し、隙間に潜り込む。そして不意に飛ぶ。残念ながら多くの人間が生理的に受け付けない特性ばかりを備えた「G」の運命を考えると、いささかの憐みも生まれる・・・いや、それでもやはり生理的に受け付けない。今日も日本で台湾で、人間とゴキブリとの終わりのない戦いが繰り広げられているのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)