左からサイモン・ヤム、アンジー・チャイ、アダム・ツイ、リー・カンション、シャオ・ユーウェイ

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(台北 1日 中央社)台北市文化局などが主催する「第18回台北映画祭」(台北電影節)が6月30日、同市内で幕を開けた。オープニングを飾ったのは、作家ジョウバーダオ(九把刀)の小説をリメイクした台湾映画「楼下的房客」。同作のアダム・ツイ(崔震東)監督は上映前の取材で「出演者の演技は期待を裏切りません」と語り、自信をみせた。

上映前に行われた会見には、ツイ監督のほか、エグゼクティブプロデューサーのアンジー・チャイ(柴智屏)、出演者のサイモン・ヤム(任達華)、リー・カンション(李康生)、キャッシュ・チュアン(荘凱[員力])、シャオ・ユーウェイ(邵雨薇)らが出席。先日、元浮気相手との交際報道が出た原作者で脚本を手掛けたジョウバーダオは姿を見せなかった。

同作は今回が世界プレミア上映。1軒のアパートを舞台に、住人の生活を密かに監視する大家と8人の住人との間に起こる奇妙な物語や生々しい欲望を描く。性的描写やグロテスクな表現が含まれているため、R−18指定されている。

同作では、キャストの体を張った大胆な演技に注目が集まっている。これについてツイ監督は「小説の持ち味を忠実に表現するため」だとし、わざと体を露出させるシーンを入れたのではないと強調。「小説を読んだことがある人もきっと気に入ってくれるはず」だと語った。

この日の鑑賞券は、発売直後に完売。約1000席の客席は観客で埋め尽くされた。上映後には監督やキャストが舞台あいさつに登場し、撮影中のエピソードなどを披露。会場の外ではサイン会も行われ、ツイ監督が観客に対し「面白かったですか」などと気さくに声をかける姿も見られた。

同作は今月16日に発表される「台北映画賞」(台北電影奨)にノミネートされている。台湾での一般公開は8月12日から。

(名切千絵)